絵本作家・おくはらゆめ 「うそでもいいから言われたかった! やすんでいいよって(笑)」
昨年出版されたコドモエの絵本『やすんでいいよ』は、人気絵本作家・おくはらゆめさんの産後第一作目の絵本です。おくはらさんは、1歳の男の子のお母さん。これまた絵本作家である旦那さまの石井聖岳さんと、二人三脚での子育てに日々奮闘中です。お宅におじゃまして、おくはらさんに日々の暮らしのこと、そして新刊について伺いました!
撮影/黒澤義教 取材・文/山縣彩
おくはらゆめ/1977年、兵庫県生まれ。2008年『ワニばあちゃん』(理論社)でデビュー。『くさをはむ』(講談社)で第41回講談社出版文化賞絵本賞、『シルクハットぞくはよなかのいちじにやってくる』(童心社)で第18回日本絵本賞を受賞。主な絵本に『しっぽがぴん』(風濤社)、『たんぽぽはたんぽぽ』(大日本図書)、『やきいもするぞ』(ゴブリン書房)ほか多数。NHK Eテレ『おかあさんといっしょ』の月の歌「ようかいしりとり」や「すっぱ すっぱ すっぴょ!」の作詞やイラストなども手がける。
『やすんでいいよ』は、ちいさなお子さんと親子で読んでいただける絵本。でも発表後、多く寄せられたのは「寝かしつけに読みながら、鼻の奥がツーンとして泣きそうになりました」「読んだあと、“ママもやすんでいいよ”と言ってくれて、うるっとなりました」といった、頑張るお母さんからの声。それもそのはず、この絵本は「初めての子育て」という嵐の中にいたおくはらさんが、今、自分と同じように子育てするお母さんたちに届けたい ! とkodomoe編集部に見せてくださった作品でした。