子どもが「繊細すぎる」と感じたら、もしかしたらHSCかも?【最新号からちょっと見せ】
2022年2月13日

子どもが「繊細すぎる」と感じたら、もしかしたらHSCかも?【最新号からちょっと見せ】

周りの人の気持ちやささいな刺激にとても敏感で、「気が付き過ぎる」ゆえに疲れやすかったり不安になったり……。kodomoe2月号では、「繊細、大げさ、気が付き過ぎる『ひといちばい敏感な子』の育て方」を特集。
kodomoe webではその中からちょっとみせ。「子どもが『繊細すぎる』と感じたら、もしかしたらHSCかも?」。わが子の繊細さや敏感さが心配なママパパ、そんなわが子を理解し、伸び伸び育てるポイントを一緒に学んでいきましょう。

HSCとは

Highly Sensitive Childの略。感覚がとても敏感で、思慮深い性質を持つ子どものことで、1996年にアメリカの心理学者エイレン・アーロン博士が提唱した概念です。

子どもが「繊細すぎる」と感じたら、
もしかしたらHSCかも?

音、光、においなどにとっても敏感

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ママや周囲の人の気持ちをよく察する

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服のタグなどチクチクする肌触りが苦手

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感情移入しやすく、涙もろい

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完璧主義で「できない自分」がイヤ!

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素晴らしい力を持つ子を
長い目で大事に育てて

HSCは5人に1人いると言われ、その比率は人種間でも男女間でも差はありません。
「HSCは持って生まれた気質で、環境や育て方でそうなるものではありません。人の気持ちやあらゆる刺激にとても敏感なため、園や学校などの集団生活になじめなかったり、自分を押し殺してしまったり、完璧主義のためダメな自分を許せないことも。本人もつらいでしょうし、ママパパも心配のことと思います。
でも同時に、優れた共感力、豊かな想像力、思慮深さなどの素晴らしい面も持ち合わせています。危ないものや危険なことをいち早く察知する力にも優れており、HSCは人類が生き延びていくために大切な役割を持って生まれてきたとも考えられるのです。
自分をコントロールできない小さいうちは、ママパパもなかなか忍耐が必要なことでしょう。でもその子らしさを大事に育てていくことで、長い目で見れば、優しさや豊かな感受性を持つ素晴らしい子になるに違いありません」

子どもが「繊細すぎる」と感じたら、もしかしたらHSCかも?【最新号からちょっと見せ】の画像6教えてくれたのは
明橋大二先生
あけはしだいじ/心療内科医。専門は精神病理学、児童思春期精神医療。子育てカウンセラーとしても活動し、著書の「子育てハッピーアドバイス」シリーズ(1万年堂出版)が人気。

イラスト/入江めぐみ(kodomoe2022年2月号掲載)

kodomoe2月号ではさらに「うちの子はHSC?見分けるポイントは『DOES』」や「HSCが伸び伸び育つために大切にしたいこと」などをご紹介。

「『ひといちばい敏感な子』の育て方」は、kodomoe2月号でお楽しみください♪

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