2017年7月27日

ママのボディメンテナンス ~産後のトラブル10選~ Trouble 03 おへそを見ればわかる腰痛の原因[腰痛・後編]

シェア
ツイート
G+
ブックマーク

産前産後のママのカラダを整える人気整体師であり助産師の是枝貴子さん。キャンセル待ち100人以上、芸能人や有名アナウンサーも通うカリスマ助産師が、悩める女性のカラダをサポート。産後のトラブルを10回にわたり解決していきます。
撮影/志田三穂子 イラスト/堀川波

ママにとって大切な腹筋の真実

 最も多いカラダのトラブルが腰痛です。前回は妊娠すると骨盤の緩みが腰痛につながることや暮らしのコツをお伝えしました。今回は体幹を支える腹筋の話。妊娠中に子宮を支えた腹筋は、出産後は伸びきった状態に。そのまま育児をしていると、お腹に力が入りにくく、赤ちゃんを腰で支えることになり腰痛になりやすいのです。
 腹筋の中でも今回注目するのは腹直筋という筋肉。お腹の前面を覆っていて、腹筋が割れ、シックスパックが現れる女性も。
 あの筋肉が腹直筋です。そもそも、腹直筋の主な役目は①姿勢を維持する②前屈させる③排便や咳、出産時のいきみなどの腹圧をかけること。腹直筋が離れたままでは、この役目が果たせません。
 妊娠すると子宮が大きくなるにつれて、左右の腹直筋の間の白線と言われる部分が裂けるように離れていきます(下図参照)。程度は人それぞれですが、10 cm以上隙間が開いてしてしまう人も。このような状況を腹直筋離開といいます。

ママこそ気にしてほしい〝おへその形〟

 実は、白線のちょうど真上にあるのがおへそです。シックスパックが現れている方のおへそは、腹直筋が上下にひっぱるので縦型に。 なんとなくイメージできるでしょうか?
 妊娠中、腹直筋が左右に離れるとママのおへそは真横に引っ張られ横長になっていきます。産後、腹直筋が元に戻ればおへそも元の形に戻りますが、離れたままだとおへそも横長のまま。腹直筋は出産後、子宮の収縮にともない元に戻りますが、1年以上かかったり、元に戻らないケースも多いのです。
 腹筋は体幹部の前面を構成しているので、腹直筋が離開していると体幹が安定せず、カラダのバランスがどんどん崩れてしまいます。その状態で抱っこしたり、オムツ替えをしたり、授乳したり……前かがみの動作を日々繰り返さなければならないわけです。
 腰が痛いからと言って腰ばかりをケアするのではなく、腹直筋もケアすることで、腰痛はやわらいでいきますよ。

カラダの中心丹田(たんでん)を知ろう!

 腰痛のない美しい姿勢になるコツをひとつ。おへそと恥骨の真ん中あたりに丹田と呼ばれるポイントがあります、と言っても、丹田は臓器として実在するわけではなく、意識の塊。ヨガや運動、音楽をしている人なら、丹田を聞いたことがあるかもしれませんね。カラダの中心=丹田。人によって、大きさもさまざまなので、自分でイメージしやすいものを思い描いてもらえれば十分です。
 丹田を語ると奥が深く、この回だけでは語りきれませんが《息を吐きながら下腹をへこませる》。それだけでもおへその下の部分に力が溜まっていく感じがしませんか?
 カラダを動かすときに、この丹田を意識すると、カラダの反応がよくなり、美しい姿勢をキープできます。 特に前かがみの姿勢になるときは意識してください。授乳や絵本の読み聞かせなど、同じ姿勢をとりつづけなくてはならないときは、最初の数分間だけ、丹田を意識するだけでも十分に効果がありますよ。

是枝貴子
これえだたかこ/ママのための整体サロン「マミーサロン」主宰。助産師、鍼灸師。その他アロマセラピストなど数多くの資格を持つ。産科勤務時代、ママのカラダを助けたいと一念発起し骨盤ケアを学ぶ。現在月200名以上のママの施術に従事。4月に出産し一児の母。産後1か月で仕事復帰。
http://www.mommy-salon.com

1 2 3
シェア
ツイート
G+
ブックマーク
トピックス

ページトップへ