2017年10月9日

ママのデリケートゾーンの痛みを解決![骨盤・恥骨編]

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産前産後のママのカラダを整える人気整体師であり助産師の是枝貴子さん。キャンセル待ち100人以上、芸能人や有名アナウンサーも通うカリスマ助産師が、悩める女性のカラダをサポート。産後のトラブルを10回にわたり解決する連載第4回。(kodomoe 2016年6月号掲載)
撮影/志田三穂子 イラスト/堀川波

美しい姿勢の女性に 多い恥骨の痛み

「激痛で足が前に出せない」という緊急SOSが入ることがあります。原因はおへその下にある恥骨まわりの痛み。産前産後の女性のカラダを診ていくなかで感じていることですが、立ち姿の美しいキャビンアテンダントやアナウンサー、バレエをされている方に、恥骨部痛を発症している人が、多いように感じます。このトラブル、実はつま先を開き、お尻の筋肉をキュッと締めて立っている人がなりやすいんです。
 妊娠すると赤ちゃんが産道を通りやすくするために、微量ずつ分泌されるリラキシンというホルモンが、骨盤を固定している靭帯を緩ませていきます。このおかげで、赤ちゃんが骨盤を通過できるわけですが、内側から押し広げられた骨盤は産後、グラグラ……というわけです。
 もちろん緩んだ後は、縮む力も働きますので、トラブルに見舞われない人もいます。ただ、グラグラ骨盤のまま、育児がスタートし、授乳やお風呂、抱っこやおむつ替えなどで無理な姿勢が続くと、恥骨部に負担がかかり、その結果、痛みが出るケースも。
 恥骨部痛が悪化すると、育児はもちろん、歩行困難から日常生活にも支障をきたしてしまいますので、悪化しないうちにケアをすることが大切です。

歩き方は小股! 掃除機は挟みがけで!

 まずは、何気なくカラダを使っている日常の動きから気を付けてみましょう。片足に重心がのることで恥骨部への負担を助長します。症状がある時期は、歩くときには小股にし、極力片足への加重を減らしたいですね。掃除機をかけるときも要注意。片足に体重をかけず、両足を開いて、掃除機を両手で持って掃除機をかけましょう。慣れればちっとも難しくありませんし、腹筋も鍛えられて一石二鳥です。
 それから、ママに多いのが自転車の乗り降りで痛みを発症するケース。勢いよく乗ったり、降りたりせずに、心もちゆっくりと慎重に乗り降りするようにしてみてください。

リラックスがママには一番必要です

 恥骨部痛を訴える方に共通しているのが、内ももの筋肉(内転筋群)がこわばってること。この内転筋群は、張りやすく、なかなか日常生活ではほぐれにくいところです。ここをほぐしたり、あたためたりするだけで痛みが軽減されることも。お風呂に入りながら、ひざに近い内もも部分を足とは逆の腕を使ってじっくり揉みほぐしてみてください(3ページ目写真参照)。こわばりがとれて痛みも幾分和らぎますよ。
 どんな痛みにも共通しますが、痛みには、リラックスが薬になります。私のサロンでも、ネイチャー系の音楽をかけ、アロマを焚いて、リラックスできる環境にしています。サロンに来たママが、ここにいる間は自分の体と向きあい、自分をいたわる時間にしてもらいたいのです。今は待ったなしの育児でなかなか難しいとは思いますが、ぜひ、おうちでも、自分の体を知るためにもリラックスするひとときを作ってもらえたら。

是枝貴子さん
これえだたかこ/ママのための整体サロン「マミーサロン」主宰。助産師、鍼灸師。その他アロマセラピストなど数多くの資格を持つ。産科勤務時代、ママのカラダを助けたいと一念発起し骨盤ケアを学ぶ。現在月200名以上のママの施術に従事。4月に出産し一児の母。産後1か月で仕事復帰。
http://www.mommy-salon.com

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