2026年6月17日

6月21日は父の日。パパとぼくとのキャンプデビューのお話『パパとタイガのとびっきりキャンプ!』をご紹介【親子の読み聞かせに。今日の絵本だより】

ちょうど今読むのにいいタイミングの絵本をおすすめするweb連載「親子の読み聞かせに。今日の絵本だより」。過去にご紹介した絵本の中からピックアップ。親子で一緒にこんな絵本はいかがですか。今回は、父の日にちなんで読みたいこちらの絵本をご紹介します。

パパとタイガの
とびっきりキャンプ!

6月21日は父の日。パパとぼくとのキャンプデビューのお話『パパとタイガのとびっきりキャンプ!』をご紹介【親子の読み聞かせに。今日の絵本だより】の画像1

『パパとタイガのとびっきりキャンプ!』
セバスチャン・ブラウン/作 聞かせ屋。けいたろう/訳 教育画劇 1650円

2026年6月21日は、父の日。
それにちなんで、パパとぼくとのキャンプデビューのお話、『パパとタイガのとびっきりキャンプ!』をご紹介します。

今日は、お休みの日。
テント、リュック、ガスバーナーにフライパン、山もりの荷物を車に積んで、パパとタイガがふたりでキャンプに出かけます。
タイガの一番のお楽しみは、カヌーに乗ること。
さあ、出発進行!
長いドライブの間、しりとりをして、歌を歌って……、さあ、キャンプ場の看板が見えてきました。
あれ、でもまだまだ、なかなか着かない……。
ようやく着いたら、キャンプ場はもう真っ暗。
テントを張るのも、パパは大苦戦。
お隣のテントには、くまの家族。
とうさんぐまが顔を出して
「よかったら おてつだい しましょうか?」
って 声をかけてくれたけど、パパは断っちゃった。
パパ、ほんとに大丈夫?

到着から前途多難なキャンプ初日ですが、翌日も朝ごはん、山登り、パパは奮闘むなしくピンチ続き。
そのたびにとうさんぐまが親切に声をかけてくれるけど、パパは断っちゃう。
でも、最大のお楽しみのカヌーに乗ったら、しゃれにならない大ピンチが……!

母親目線だと、タイガの安全優先で「おいおい、パパ! そこは素直に手伝ってもらってよ!!」と思ってしまうのですが、パパには譲れない矜持(きょうじ)があるのでしょうね。
「ふたりで できますから」
「ふたりで つくれますから」
と、「ふたりで」を繰り返すパパの言葉に、後からいろいろ感じてしまいました。

そんな大人の推測はさておき、この絵本にはお楽しみのポイントがいっぱい。
合間に出てくる歌や、それぞれにキャンプを満喫しているありやかえるたち、それから、パパのしょっているリュック!
伏線がいっぱいで、読み直すたびに「あ! そういうことか!!」と発見があります。
そういうことはたいてい、子どもの方が上手に見つけるんですよね。
何しろ読み聞かせのプロ、聞かせ屋。けいたろうさんの訳がリズムよく心地よく、絵本を読み慣れていないパパでもきっと、ストレスなく読めること請け合いです(これ大事!)。

選書・文
原陽子さん

はらようこ/司書、フリー編集者、JPIC読書アドバイザー。kodomoeでは連載「季節の絵本ノート」をはじめ主に絵本関連の記事を、MOEでは絵本作家インタビューなどを担当。3児の母。

※こちらの記事は2021年6月にウェブ掲載したものを再編集しています。

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