父の日に一緒に読んで、親子で宝探しをするのもおすすめ! 絵本「いっしょにいこう」【親子の読み聞かせに。今日の絵本だより】
ちょうど今読むのにいいタイミングの絵本をおすすめするweb連載「親子の読み聞かせに。今日の絵本だより」。過去にご紹介した絵本の中からピックアップ。親子で一緒にこんな絵本はいかがですか。今回は、雨降りの時期に読みたいこちらの絵本をご紹介します。
いっしょにいこう
『いっしょにいこう』
ルース・リップハーゲン/作 木坂涼/訳 マイクロマガジン社 1540円
「あーぁ、つまんないなー。ねえ パパ、
なにかして あそぼうよ」
と、ソファにひっくりかえってパパを見上げるカエルのコーディ。
そこへ、一通のお手紙が。
それは、パパの好きな“ぴょんぴょん・バンド”のコンサートの招待状でした。
でも郵便屋さんが遅かったのか、コンサートの時間はなんと今夜。
「いそげば きっと
まにあうはず」
とパパは早速、コーディの手を引いて出かけます。
でもコーディは道々、まわりを見ては
「ねえ、パパ みて! むしたちが
さかさまに あるいてる」
「わあ! ねえ みて。ワニだよ。
ワニに にた ぼうがある。
ぼく これ もっていこうっと」
と、なかなか前に進みません。
このペースではコンサートに間に合わないと、気が急いて仕方ないパパ。
そのたびにコーディに注意していたら、なんとパパの方が思わぬピンチに見舞われて……!?
「そんなの いいから、さあ、いこう」
「そんなことしてるなら おいてくぞ」
ついつい出てしまうパパのお小言、大人ならみんな共感しますよね。
でも、子どものコーディに勇ましくピンチを救ってもらって、パパの気持ちにも変化が。
帰り道は、行きの道では気づかなかったいろんなものがパパにも見えてきます。
そう、この絵本は、コーディのように足元をゆっくり見始めると、いろんな生きものや素敵なものが次々に見えてくるのが楽しいのです。
まるで子どもの目だけが見つける、特別な宝物のように。
父の日にパパと一緒に読んで、親子で宝探しをするのもおすすめですよ!
選書・文
原陽子さん
はらようこ/フリー編集者、JPIC読書アドバイザー。kodomoeでは連載「季節の絵本ノート」をはじめ主に絵本関連の記事を、MOEでは絵本作家インタビューなどを担当。3児の母。
※こちらの記事は、2022年6月にウェブ掲載されたものを再編集しています。





































