クリスマスカードや年賀状にも。「消しゴムはんこ」でパターンあそび 前編
年末年始の手づくりの強い味方が「消しゴムはんこ」! ビギナーさんは、小さなものをひとつ作り、柄のように押して楽しむのがおすすめです。ママライフに役立つ図案を集めました。前編では、消しゴムはんこの作り方を紹介!(kodomoe2015年12月号掲載)
撮影/岡森大輔
kanaexpressさん
かなえくすぷれす/高校卒業後渡英し、ロンドンの大学にて版画技術やデザインを学ぶ。帰国後、消しゴムはんこの手軽さにはまり、以来消しゴムはんこを使った作品の個展や雑貨制作、ワークショップなどを行う。
毎回予想とは違うサプライズがあるのが最大の魅力!
「私のデザインは、アウトラインを残す図柄が少なく、小さめサイズで押すことで、バランスが取れるものが多いので、初心者の方でも比較的簡単にできると思います」と話すkanaexpressさん。
「『上手に彫ろう(押そう)』と思う必要はまったくありません。むしろ少し線がゆがんだり、かすれたりしていた方が味があってよかったり。直接ペンで描く絵などとは違って、消しゴムはんこはその日の力加減などによって仕上がりもさまざま。毎回押した後に驚きがあるのがおもしろいですね。最初は失敗してしまっても、何回か作れば必ず上手になります! 私も最初は下手でしたから!!」
作りたい図案が決まったら
消しゴムはんこを作ってみましょう!
図案のダウンロードはこちら
※A4用紙に印刷してご使用ください。
用意するもの
A 消しゴム
彫りやすくて欠けにくく、面も広い、はんこ用の消しゴムがベター。ない場合は普通の消しゴムでもOK。
kanaexpressさんのお気に入り
「ほるナビ」(シード)のかためタイプ。表面の色が違うので、彫った跡が分かりやすい。
B トレーシングペーパー
図案を写すときに使用。
C シャープペンシル
図案をなぞるのに使用。小さな穴の模様を付けるのにも使う。
D カッターナイフ
消しゴムをカットするときに使用。
E デザインカッター
小回りがきいて、細かい部分も彫りやすい。文房具店などで購入可。
F 彫刻刀
三角刀(細い線を彫るときに使用)と丸刀(内側を広く彫るときに使用。今回は不使用)があるとよい。
G インク
紙にも布にも使えて、色も豊富な「バーサクラフト」(ツキネコ)がおすすめ。金、銀、蛍光色もあると楽しい。
H ねりけし
印面に押し付け、消しゴムに付いたインクや削りかすを取り除く。