2020年10月8日

妊婦のむくみはなぜつらい?【妊娠中のトラブルシューティング・6】

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妊娠するとカラダのあちこちが痛かったり、お腹が張ったり……。マイナートラブルが絶えないものの、その対処法がわからない人も多いはず。そこで、産前産後のママの身体を整える助産師の是枝貴子さんが、妊婦の痛みや辛い症状のメカニズムとその対処法をレクチャーします。Vol.6は妊婦の悩みに多いむくみとその対処法を解説します。
モデル/惟村寛子 撮影/志田三穂子 取材・文/野々山幸(TAPE) スタジオ/マミースタジオ

子宮の重みで血管を圧迫

妊娠中のむくみは、ホルモンバランスの変化が原因のひとつ。妊娠を維持するためのホルモンが多量に分泌され、皮下組織に水分をためる働きがあります。そのため、足や手の指がむくみやすいのです。とくにおなかが大きくなる妊娠中期以降、大きくなった子宮が足のつけ根にある太い血管を圧迫するため、下半身から心臓に戻る血液の流れが滞り、むくみやすい状態に。

ふくらはぎの筋肉はうまく使えてる?

重力の影響もあって、下半身はもともとむくみやすいもの。重力に逆らって心臓へと戻る下半身の血流は滞りやすくなるのです。下半身の血流は、主にふくらはぎの筋肉が収縮する働きで心臓へと戻っていきます。しかしながら、妊娠中は妊娠前よりも活動量が減りますし、お腹に振動を与えないような歩き(小股で左右の足をひろげたペンギン歩き)になるため、ふくらはぎの筋肉収縮力が低下して、むくみやすくなります。

ひどいむくみは妊娠高血圧症候群の場合も

足のむくみは全身のだるさ、足のつり、こむら返りなどの症状も引き起こします。また、むくみがひどくなったら要注意。妊娠高血圧症候群の場合も、むくみを強く感じる傾向があります。むくみが急にひどくなる、足だけではなく手や顔にもむくみが生じる、体重が急増、急に立ち上がると立ちくらみやめまいがするなどの症状があったら、一度医師に相談をしましょう。

むくみがあると起きやすい症状

「足が象のようにパンパンになって血管が確認できなくなってきた」

「今まで履いていた靴がきつくて履けなくなってきた」

「靴下の跡がくっきり残るようになった」

「とにかく足が重くて、夜中に足がむずがゆい感じがして何度も目が覚めてしまう」

                     マミーサロンを訪ねる妊婦さんたちの声

足を冷やさない、適度な水分補給、弾性ストッキングの着用、塩分摂取を控えるといった一般的に有効とされるむくみ対策以外のケアについてご紹介していきます。

むくみを和らげる対策①:ふくらはぎのストレッチ

むくみの解消には、ふくらはぎのケアが効果的です。仰向けもしくは座って両足を伸ばす。息を吐きながら片足首を手前に曲げ、もう片方はつま先を伸ばします。息を吸いながら足首をリラックスさせ、再び息を吐きながら足首を反対方向に動かします。これを5回程度繰り返します。

むくみを和らげる対策②:ふくらはぎのマッサージ

 

ふくらはぎを両手ではさむように、足首から上に向かって(足先から心臓に向かって)、ゆっくりとさすり上げましょう。

ふくらはぎのストレッチには、塗るだけでもむくみに効果があり、引き締めつつ保湿もできるクリーム(ママズケア レッグコンディショニングクリーム/4800円+税 モディッシュ)もあります。数量限定でkodomoe shopでも購入できます。

むくみを和らげる対策③: そけい部のマッサージ

 

足のつけ根、そけい部を手のひらで軽く押してほぐす。静脈のドクドクという拍動を感じられるぐらいのやさしい強さで。自分ではやりづらいので、パートナーに手伝ってもらっても○。

むくみを和らげる対策④:歩き方を改善する


骨盤から足を動かすイメージで普段よりも2.3㎝歩幅を大きくしてみましょう。それだけでも、ふくらはぎのポンプ作用はUP↑。お腹が大きく不安定で大股で歩きにくさを感じる人は、足元を安定させるインソールを活用して。

むくみを和らげる対策⑤:あたためる


足元が冷えていると、下半身の血流が滞る原因に。入浴や足浴なども有効ですが、まずはレッグウォーマーを上手に活用して足元を冷やさないよう心掛けましょう。マミーサロンオリジナルのレッグウォーマー(2400円+税 マミーサロン)は、数量限定でkodomoe shopでも購入できます。

その他、骨盤高位(Vol.2参照)お腹を支える(Vol.5参照)もむくみ解消に効果的なので取り入れてみてください。

妊娠中には起きやすいむくみ。足が重だるい、ジンジンとする、寝起きや突然立ち上がったときに血液がサ―っと下がっていく気がするなど、不快に感じたときはぜひその感覚を放っておかずに適切なケアを。頻繁にサロンに行くことは難しくても、自分で自分の体の状態とケア方法がわかれば、いつでもどこでもすぐに対処することができます。

是枝貴子
これえだたかこ/産前産後のママとベビーのためのヘルスケアサロン「マミーサロン」主宰。助産師、鍼灸師、フットケアトレーナーなど数多くの資格を持つ。産科勤務時代、ママのカラダを助けたいと一念発起し骨盤ケアを学ぶ。25000人以上の妊婦、産後ママをケア。現在月200名以上の施術に従事。
5歳の男の子、1歳の女の子のママ。仕事と子育てに追われる日々を綴るブログやインスタも人気。
マミーサロン http://www.mommy-salon.com
ブログ https://ameblo.jp/diary-mommysalon
Instagram https://www.instagram.com/mommy_salon_kore/?hl=ja

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