2018年7月31日

第6回 井上和香さん×食育インストラクターさん 「トマトの嫌な部分がなくなりました! かぼちゃを混ぜるのがポイントですね」

第5回に引き続き、ママ友でもある仲良しの料理研究家・吾妻聖子さんに、子どもが喜ぶレシピを教えてもらいます。トマトが苦手という和香さんのお子さん。「これで食べてくれるかな…」と不安になりながら作ったラタトゥイユは、驚きの味に仕上がりました。

■吾妻聖子さん:
料理研究家・食育インストラクター。テレビ番組の制作プロデューサーとして、旅番組、情報番組を担当し、国内外の食文化に精通。現在は、料理番組のプロデュースのほか、料理レシピの開発アドバイザーも手がけている。

トマトの皮が苦手な子におすすめのレシピは?

和香:
あれ、今回の材料は、プチトマトですか?
うちの子、トマトが嫌いなんですよ。
甘いプチトマトなら食べる子もいるって聞いたんですけど、
うちは皮がかたいのが嫌みたいで、絶対食べないんです。

吾妻:
え、でもこないだ、食べたって言ってませんでしたっけ。

和香:
違うんですよ。
なんか知らないけど、うちのお父さんがあるとき買ってきたトマトだけ、食べたんですよ。
なんでかなー、一緒だと思うんだけど…。
八百屋さんでおいしそうなトマトを買ってきたっていうんだけど、
やっぱりそれ以来食べないんです。
特に皮が嫌なので、プチトマトの方がかたいから、より食べないですね。

吾妻:
ケチャップ味とかトマト味は好きなんですか?
じゃあ、ミートソースにトマト入れたらいいんじゃない?

和香:
そうか、ミートソースは好きですね。やってみます。

吾妻:
皮が好きじゃない子は、大きいトマトを湯むきするのが一番いいですよ。
でも今日のラタトゥイユは、トマトが苦手な子にもおすすめの一品です。

和香:
あれ、ラタトゥイユにかぼちゃを入れるんですか?

吾妻:
一般的にはあんまり入れないと思うんですけど、かぼちゃは甘いので、
子ども向けなら入れたほうが、トマトの酸味がやわらいで、おいしくなります。

和香:
へえー! そうなんですね。

煮込み料理なら苦手な部分を隠してくれる

吾妻:
かぼちゃもセロリも、2cm角ぐらいで切ってくださいね。

和香:
意外と具がゴロゴロしているんですね。
うちの子、食べてくれるかなあ…。
 第6回 井上和香さん×食育インストラクターさん 「トマトの嫌な部分がなくなりました! かぼちゃを混ぜるのがポイントですね」の画像1

吾妻:
煮込み料理は、それがけっこうごまかせるんですよ。
うちの子も野菜、食べなかったですよ。特に緑の野菜。
もう食べさせることが大切だと思って、いろいろやってみました。
でもやっぱり、青臭さが残ったり、野菜の癖が残ると嫌がるんで、
煮込みはけっこういけるんですよ。定番だとカレーとか。

和香:
なるほどー。

吾妻:
材料を鍋に入れて火にかけて、油がまわったら、鍋にフタをしてしばらく待ちます。
これで、野菜の水分を出します。

和香:
ほおー。この後、トマトを入れるんですね。
第6回 井上和香さん×食育インストラクターさん 「トマトの嫌な部分がなくなりました! かぼちゃを混ぜるのがポイントですね」の画像2

吾妻:
普通のトマトでもいいんだけど、プチトマトより酸味が強いから、
トマトが嫌いな子の場合は、もっと長く煮込んだ方がいいですね。
お子さんは、酸味がダメなんですか?

和香:
ポン酢の酸味は好きなんですけど、それ以外の酸味は得意じゃないんです。
このあいだ、餃子に酢とコショウをつけて食べてたら、食べたいって言って食べてました。

吾妻:
酢コショウ、おいしいですよね!(笑)
じゃあ、トマトを入れていきましょう。
本当にトマトを毛嫌いしている子は、ここから先をことこと長ーく煮てもらうほど、
トマトの嫌な感じがなくなります。
長く煮込むと、皮もぺろんと落ちて、わからなくなります。

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