2020年9月23日

目にも口にも楽しい。ご近所さんと持ち寄りタコス会【我が家のごはん日記/岡本雅恵さんちの食卓・4】

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 忙しいママにとって、日々の家事の中で悩ましいのがごはんのこと。適度に手を抜きたいけれど、家族には栄養のあるものをバランスよく食べてもらいたい。では、食にかかわるお仕事をしているママたちは、家族のごはんをどうしているの? 

今月の担当はフードユニットTORiで、レシピ開発やコラム執筆など、幅広く活動されている岡本雅恵さんです。小1の女の子、年少の男の子のママでもある岡本さんは、今年2月、長野県御代田町に移住し、畑のある生活を始めたのだそう。4週間にわたる食卓レポート、今回で最終回です。

岡本雅恵さんちの食卓 #week4

お母さん見てー!と子どもたちの声が聞こえるので、夕飯を作っている手を止めて、声がする方へ行くと、とっても綺麗な夕焼けが見えました。

こちらは、大きな建物で視界が遮られることがないので、空を見上げる、というか、空を見ている時間が増えました。刻一刻と変わっていく様子や、日々違った色味の景色を見ることが、何よりも幸せで、心が休まる時間です。

 <月曜日・夜>

夫は、家で食べるてんぷら蕎麦が大好きで、度々リクエストが入ります。好きなだけてんぷらが食べられるのが何よりもいいところ! スーパーに生わさびが売っているのも長野ならでは、ではないかなと思います。

子どもたちにはかぼちゃのてんぷらが好評でした! いつもは、人参と玉ねぎのかき揚げが争奪戦になるのですが、人参を買い忘れてしまったので残念ながらなし。個人的には、畑から収穫した春菊のてんぷらがヒットでした!

 <火曜日・昼>

てんぷらを揚げる時は、いつも多めに揚げておいて、次の日用にとっておきます。みんなが大好きな卵とじにして、朝ごはんのおかずだったり、昼ごはんに回します。

 <火曜日・夜>

本当は唐揚げにしようかな〜と思って買っておいた鶏のモモ肉ですが、産直で美味しそうなきのこを見つけたので、一緒にソテーして、和風照り焼きチキンに。

皮目から焼いてパリッとジューシーに仕上げます。

鶏肉からの脂を吸ったきのこも美味しくって、子どもたちもよく食べていました。今、畑のバジルが大量にできているため、夫がテーブルバジルと言って、よく洗ったバジルを花瓶にさしていて、何かと一緒に食べたり、ちぎって料理に散らしたりと活用中。

<水曜日・夜>

娘から、肉じゃが作って!とリクエストが入っていたので、とってもオーソドックスな肉じゃがを。

それでも、畑で採れたじゃがいもを使っているので、なんだかスペシャル感があります。先週保存食で作っておいたなめたけはきゅうりとあわせて。便利です。娘が学校で育てている茄子を持って帰ってきて、苦手だけど食べたいというので、チーズ焼きに。

やはり自分が育てた野菜は食べてみようって気持ちが湧いてくるのですね。

頑張って食べていたけれど、やはりギブアップ(笑)。私も大人になってから、美味しさがわかったので、まあ、焦らず、無理せず。でも、食べないで美味しくないって決めつけるのはよくないよ、とは言っています。

 <木曜日・夜>

この日はご近所さんと持ち寄りタコス会を!
お皿の数が多い!と、思わず笑ってしまいましたが、こういう時は色々な具材を少しずつ用意するのが目にも口にも楽しい。持ち寄りの醍醐味です。

チリビーンズは、数種のスパイスを入れて、奥深い味わいにしますが、子どもも食べるので辛くはしません。

簡単でいて、満足度が高いタコスはおすすめ!

 <日曜日・夜>

美味しそうな、天然の稚鯛が安く売っていたので買いましたが、出かけていたのでバタバタと時間もなく、いつものおまかせオーブン料理で。切れ目にニンニクのスライスを挟んで、塩と胡椒をふって野菜と一緒にグリルしました。

この日は、グラタンも同時にオーブンへ。その間に私は子どもたちをお風呂に入れ、夫は豚汁を作ってくれたので、なかなかの豪華さとボリュームに。

鯛は身がふっくらしていてとても美味しかった!

以上、我が家のごはん日記でありました。

もともと、写真に撮って記録に残したり、SNSに記事をアップするなど、普段からこうしたことをしているので、あまりにもありのままではあったのですが……、どなたかの食卓のヒントになったり、楽しんでいただけましたら幸いです。

子どもが小さい頃は、食べてくれない食材もたくさんあったし、料理にかける時間そのものも全く取れなくて、炒め物1品だけを作るので精一杯なんてこともありました。その、できない分をバランス取るために、仕事で料理をするときは、思い切り好きなように作って発散させていたような……(笑)そんなこともありましたが、ある程度子どもが成長して、食べられるものが増えたり、いい意味で諦めたり、工夫したりと、自分のさじ加減ができてきたりして、日々のごはんを作ることが今はとても楽しいと感じています。

特に、新鮮な野菜が手に入る喜びは、何にも代え難く、ここでの土に近い生活を幸せに思っています。毎日のごはん作り、時には(よく!?)投げ出したくなる時もあるとは思いますが、美味しいって、やっぱり幸せで喜びだと思うので、無理せず、うまーく手を抜きながら、向き合っていけたらいいですね。

お読みいただき、ありがとうございました!

夏は終わり、献立も少しずつ秋らしく【我が家のごはん日記/岡本雅恵さんちの食卓・3】の画像21岡本雅恵
おかもとまさえ/料理家、フードユニットTORi主宰。世界のお母さんの味と古くから伝わる保存食をテーマに、中目黒のカフェ営業を経て、ケータリング、社食、レシピ開発、ワークショップなどを通し、食の大切さを伝えている。2020年2月末より長野県御代田町へ家族で移住。小さな畑から獲れる野菜を使った料理に精を出す日々。

コモドライフ https://comodo.life/writer/93/
Vitantonio https://www.vitantonio.jp/magazine/tori-column/
Instagram / masha518

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