2020年9月16日

夏は終わり、献立も少しずつ秋らしく【我が家のごはん日記/岡本雅恵さんちの食卓・3】

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 忙しいママにとって、日々の家事の中で悩ましいのがごはんのこと。適度に手を抜きたいけれど、家族には栄養のあるものをバランスよく食べてもらいたい。では、食にかかわるお仕事をしているママたちは、家族のごはんをどうしているの? 

今月の担当はフードユニットTORiで、レシピ開発やコラム執筆など、幅広く活動されている岡本雅恵さんです。小1の女の子、年少の男の子のママでもある岡本さんは、今年2月、長野県御代田町に移住し、畑のある生活を始めたのだそう。4週間にわたって、日々の食卓をご紹介いただきます。

岡本雅恵さんちの食卓 #week3

9月に入り、雨が前日の夜に降ったのもあって気温が下がり、がらりと季節が変わったような感覚です。長野の夏は短いと聞いていた通り、あっという間に過ぎ去ってしまいました。

そうなってくると、食材選びにも変化が出てきます。名残惜しい夏野菜を楽しみつつも、根菜やきのこ類など、あまり手にしていなかった食材に手が伸びるようになり、味付けもややこってり目に。身体が欲しているものを感じ取り、季節を思いながら料理をすることは日々の暮らしの醍醐味ですね。

 <日曜日・朝>

もともとアウトドア好きではありましたが、憧れがあった山登りに、ついに挑戦することになった我が家。記念すべき登山1回目。寝起きの子どもたちが車の中で食べられるように、おにぎりを握りました。

夏は終わり、献立も少しずつ秋らしく【我が家のごはん日記/岡本雅恵さんちの食卓・3】の画像1

おにぎりの中身は鮭と自作の梅干し。

 海苔は食べるときに巻くのが好きなので、別で持って行きます。それと、おやつに食べられるようにと、南瓜のマーラーカオ(中華風蒸しパン)を持って行くことに。行動食として、自家製グラノーラも持って行きましたが、これが功を奏して!? みんなで無事に登頂することができました!

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グラノーラをもぐもぐ。一番タフだったかも⁉な息子です。

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この日は霧ヶ峰の車山へ。

 <月曜日・夜>

 畑に植えた時期が遅かったので、ここ最近になってきゅうりがたくさん実っています。大きくて立派!

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四葉(すうよう)きゅうりという品種。イボイボがとってもかたくて味も濃い!

娘に何にして食べる?と聞いてみたところ、自分で料理してみる!ということだったので、切るところからお願いして、味付けもしてもらいました。自分で料理すると箸も進むので、なるべく手伝ってもらうようにしています(なかなか毎回できることではないのですが……)。

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きゅうりは胡麻ナムルになりました。味付けは、塩、醤油、ごま油、胡麻が少々。

 子どもたちが好きな、何の変哲もない野菜炒めが主役です。シンプルながら、それぞれの野菜を入れていくタイミング、塩で野菜の甘みを引き出し、酒で旨みを加えるなど、ちょっとしたコツが利いてきます。

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幼稚園のママ友からおすそ分けいただいたパプリカは、おかか入りのきんぴらに。油で炒め、醤油とみりんで味付けをし、おかかを最後に入れることで味がしっかり絡みます。子どもたちが大好きな味付け。

 <水曜日・夜>

週半ば、バタバタしていて時間を活用したいので、ピーマンの肉詰めもオーブンで。

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ピーマンに詰めてオーブンでグリルします。180度で20~30分くらい加熱。 この日は味噌とみりんを同量混ぜた味噌ダレを塗って仕上げました。

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副菜には、ごぼうと人参のマヨサラダ。油で炒めたごぼうと人参に、少ししっかり目に塩をし、みりんを入れて蒸し煮にして、水分が飛んで、最後粗熱が取れたらマヨネーズであえます。子どもたちに人気。

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紫色のいんげん。茹でると紫色が抜けてしまうということで、油で炒めましたが、やはり色が抜けてしまいました〜。

 

<木曜日・夜>

秋鮭のムニエルに茄子やきのこを添えたり、じゃがいもとズッキーニはチーズ焼きにしたりと、献立が秋っぽくなってきました。無農薬のスティックセニョール(茎ブロッコリー)があまりにも美味しかったらしく、子どもたちが奪い合うように食べていました。

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そして、またもや幼稚園のママ友からおすそ分けいただいたのは、オクラの花! 産直で見かけてはいたものの買うタイミングを逃していたので、ありがたかったです。こうした新しい食材を使うのは自分にとっては小さな挑戦になります。

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お花の根元をカットして、花びらをよく洗います。

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サッと湯がいて簡単にポン酢でいただきました。

 初めて食べたオクラの花。オクラと同じように粘り気があることにびっくり! 結構メジャーなズッキーニのお花はズッキーニの風味がなんとなくするしで、面白い発見です。

 <日曜日・朝>

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平日に比べてお休みの日はゆっくりできるのが嬉しいところ。 しらすや自家製なめたけなど、ご飯が進むものも用意しつつ、ハムやソーセージと一緒に、ズッキーニやトマトをグリルしたものを添えました。

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自家製なめたけは下の子が一時期ハマってよく作っていたのですが、これさえあれば!ご飯のお供にもなるし、炒め物に加えたり、魚と煮付けたりとなかなか便利な代物です。カットしたえのき茸を鍋に入れ、酒、みりん、醤油で煮ます。汁気がなくなったら完成! 空き瓶に入れて冷蔵庫で保存します。

 <日曜日・昼>

国産の豚バラ肉のブロックが安く売っているのを見つけると、真っ先に作っておくのが塩豚です。そのままスライスして焼いても美味しいし、スープを作る際の旨味になったりと、とっても重宝します。塩だけでなく、ニンニクのすりおろしを塗ったり、ローズマリーやタイムなんかのハーブで香りづけするのもおすすめです。

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豚バラ肉のブロックにまんべんなく塩をまぶして、ぴったりラップをして2~3日冷蔵庫で保存します。

 実家の茄子をたくさん分けてもらっていたので、塩豚と茄子のスパイスカレーにしました。

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南インドゴア州のちょっと酸っぱ辛いカレーがイメージなので、隠し味に梅干しを入れました。

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みんなの持ち寄りでスペシャルプレートに!

この日は近所の仲間たちと集まって持ち寄りごはん。うちは大人用のカレーを持参しました。子どもたちは別で食べていたので、完全に大人専用のメニューですが、大人だけが食べるときは、スパイスをしっかり利かせたり、辛味を加えたりと、普段できないことを思い切りと(笑)!

子どもが好きなメニューに偏ると、大人がなんとなく物足りないときもあったりするので、その辺りのバランスは日々追求ですね。

夏は終わり、献立も少しずつ秋らしく【我が家のごはん日記/岡本雅恵さんちの食卓・3】の画像21岡本雅恵
おかもとまさえ/料理家、フードユニットTORi主宰。世界のお母さんの味と古くから伝わる保存食をテーマに、中目黒のカフェ営業を経て、ケータリング、社食、レシピ開発、ワークショップなどを通し、食の大切さを伝えている。2020年2月末より長野県御代田町へ家族で移住。小さな畑から獲れる野菜を使った料理に精を出す日々。

コモドライフ https://comodo.life/writer/93/
Vitantonio https://www.vitantonio.jp/magazine/tori-column/
Instagram / masha518

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