2020年8月27日

『あつかったら ぬげばいい』【今日の絵本だより 第151回】

kodomoe本誌連載の「季節の絵本ノート」では、毎回2か月分のおすすめ絵本を15冊、ぎゅぎゅっとコンパクトにご紹介しています。
こちらのweb版では毎週、ちょうど今読むのにいいタイミングの絵本をおすすめしていきます。おやすみ前や週末に、親子で一緒にこんな絵本はいかがですか

『あつかったら ぬげばいい』【今日の絵本だより 第151回】の画像1『あつかったら ぬげばいい』
ヨシタケシンスケ/作 白泉社 本体1000円+税

子どもにも大人にも大人気の絵本作家、ヨシタケシンスケさん。
新刊が出るたびに話題になるヨシタケさんの最新刊、『あつかったら ぬげばいい』が、8月25日に発売になりました。

『あつかったら ぬげばいい』は、左のページに「……だったら」、右のページに「……すればいい」と、問いと答の2コママンガのように進む絵本。
「あつかったら」「ぬげばいい」
「ふとっちゃったら」「なかまをみつければいい」
「つかれているのか どうか よくわからなくなったら」「つかれたことに すればいい」
ヨシタケさんならではの絶妙な言葉とイラストが、こり固まった心を柔らかくほぐしてくれます。
MOE3月号ふろく絵本に大幅加筆の、全64ページ。
自分のために、誰かへのプレゼントとして。
そばに置いて気軽にパラパラとめくって、くすっとして、じんわりして。
「うんうん、そうだよね」と、一人でうなずくもよし、家族と笑い合うもよし。
約15cm×15cmと、折り紙くらいのサイズ感と、ヨシタケさん手描きの飾り枠も愛らしいのです。

個人的には、カバーの質感とカバーをはずした表紙の質感の違いがツボです。
どちらもそれぞれいい感じ!
「おとなでいるのにつかれたら」の答も、「さすがヨシタケさん!」といった趣きで、大好きです。

バックナンバー発売中のMOE9月号では、巻頭特集「ヨシタケシンスケ ことばの魔法」で『あつかったら ぬげばいい』の制作秘話も、インタビューでたっぷりご紹介。
そしてなんと、ここでしかゲットできない、ヨシタケシンスケ2大ふろくつき。
1つ目は『あつかったら ぬげばいい』のイラストをあしらった、MOEオリジナルのヨシタケシンスケクリアファイル。
2つ目はヨシタケ流おうちでの過ごし方を紹介するスペシャルブック「STAY HOME 心の中でできること」。
完全保存版の1冊です、どうぞお見逃しなく!

 

選書・文 原陽子さん
はらようこ/フリー編集者、JPIC読書アドバイザー。kodomoeでは連載「季節の絵本ノート」をはじめ主に絵本関連の記事を、MOEでは絵本作家インタビューなどを担当。3児の母。

 

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