2018年9月17日

年齢別 読み聞かせ絵本ガイド 3、4、5歳〜

4、5歳から
絵本の中に入り込む、夢中になる心を育む

 

飛んでいく飛行機に夢中
絵本に入り込んでいける年齢です

『ぼくひこうき』
ひがしちから/作・絵
ゴブリン書房 本体1400円+税

せいくんが折った紙飛行機が幼稚園の庭へ飛び出します。砂場のトンネルもジャングルジムもくぐりぬけ、ぐんぐん空へ。飛行機と一緒にスリリングな旅を。

 

面白いほどに描きこまれた絵
近くでじっくり見るのがおすすめ

『ぼくのおふろ』
鈴木のりたけ/作・絵
PHP研究所 本体1200円+税

丸いお風呂、迷路のお風呂、電車のお風呂に空飛ぶお風呂。バラエティ豊かなお風呂の集合に大喜び。途中からは探し絵に。絵の中にいろんな発見もあって、楽しみたっぷりです。

 

秀逸な行きて帰りし物語
不思議な世界を堪能させてあげたい

『めっきらもっきらどおんどん』
長谷川摂子/作 ふりやなな/画
福音館書店 本体800円+税

めちゃくちゃな歌のせいか、かんたは木の穴から吸いこまれて夜の山に到着します。待っていたへんてこりんな化け物3人と、遊んで食べての大騒ぎ。そのうちかんたは心細くなってしまい……。

 

4歳になり主人公の気持ちに
共感できるようになっています

『わたしのくつ』
柴田愛子/文 まるやまあやこ/絵
ポプラ社 本体1300円+税

かおるは新しい靴を汚したくなくて、幼稚園で外遊びができません。遊びたい気持ちと靴を大事にしたい気持ちが心の中に。繊細な絵がかおるの心に寄り添うように描かれます。

 

心をぐっとつかまれる絵で描かれた
日常の世界に浸るのもいい

『4にんのこえがきこえたら』
おのりえん/文 はたこうしろう/絵
フレーベル館 本体1200円+税

おかしきさんちの4人兄弟はすぐにけんかが始まってお母さんに叱られてばかり。誰にも邪魔されずにひとりで遊ぶのも悪くないけど、何だか物足りない。やっぱり4人が一番。

 

読み聞かせのコツ 02

絵だけを見ている時間

絵本を読んでもらっている間は、絵だけを見ていていいと約束された時間。子どもにとって特別なもの。耳で聞きながら絵をじっくり眺め、お話の世界に浸ることができるからです。字が読めるようになってからも、ぜひその時間を作ってあげてください。

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