2018年11月1日

子どものうちから身に付けよう! 歯とお口の健康レッスン 前編

まずは歯の発達段階別
正しいお口のケア

歯の発達段階ごとに、気をつけるべきことがあります。わが子の口の中をきちんとチェックし、適したケアをおこないましょう!

1歳前後
乳歯が生えてきたら

お口の中を
触られることに慣れさせよう

子どもの口の中は敏感。いきなり歯ブラシが入ってきたらビックリ&ストレスに。まずは口の中を触られることに慣れるため、スキンシップしつつ子どもの口の中を触ることから始めましょう。まだ歯が少なく虫歯にはなりにくいですが、前歯の間はミルクや母乳が残りやすいので、寝る前にガーゼで拭いてきれいにしてあげると◎

そろそろ離乳を意識し始めて

まだまだ夜の寝かしつけや夜中の授乳が必要な時期ですが、睡眠中は唾液の分泌が少なく、虫歯になりやすい状態。歯が生え始めたら夜の離乳を意識し始められればベストです。

 

1歳半〜
臼歯が生えてきたら

幼児食で「よく噛んで食べる」練習を

よく噛んで食べると唾液が分泌されます。唾液には歯の汚れを洗い流したり、歯の再石灰化を促す働きがあり、しっかり噛んで食べることはとても大切。固くて大きな食べものだと丸のみしてしまい、よく噛む習慣が身に付かないことにも。奥歯できちんとすりつぶせるような大きさや固さの食べものを用意してあげましょう。

奥歯や前歯の外側をきちんと磨こう

子どもの歯で汚れやすいのは、奥歯の上の溝(食べものをすりつぶす部分)と、前歯の歯と歯の間。歯ブラシで、ここをしっかり仕上げ磨きしてあげて。歯間が狭かったり、歯ブラシを当てにくい場合はフロスを使ってもOK。

 

3歳ごろ
乳歯が生えそろったら

1日1回はていねいな歯磨きを

言葉のコミュニケーションが取れる年齢なので、言葉がけをしながら歯磨きを習慣づけて。毎食後できればベストですが、ていねいな仕上げ磨きは1日1回、夜の歯磨きだけでもOK。噛む面、ほっぺ側、舌側、歯間をくまなく磨きましょう。磨く順番は好きな順で大丈夫ですが、磨き残しがないようにするには、毎回同じ順で磨くようにするのがコツ。

正しい歯ブラシの動かし方

適度な力で磨きやすい
「ペングリップ」で握る

ブラシの持ち方は余分な力が入りにくい「ペングリップ」(鉛筆と同じ持ち方)で。大きく動かさず、小さく振動させるように動かして。

歯に対して45°の角度で
歯ブラシを当てる

舌側(内側)を磨く際は、歯ブラシを横にすると、苦しがる子も。子どもは歯の高さがないため、歯ブラシを歯に対して45度に当てれば、根元まで磨けます。

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