ママのお悩み“けんしょう炎”を解消するには?
2018年4月26日

ママのお悩み“けんしょう炎”を解消するには?

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産前産後のママのカラダを整える人気整体師であり助産師の是枝貴子さん。キャンセル待ち100人以上、芸能人や有名アナウンサーも通うカリスマ助産師が、悩める女性のカラダをサポート。産後のトラブルを10回にわたり解決していきます。(kodomoe 2017年2月号掲載)
撮影/志田三穂子 イラスト/堀川波

「ママのボディメンテナンス ~産後のトラブル10選~」これまでの連載はこちらから

 

育児が招く手首の痛み

 手首にズキンとした痛みや、何かを取ろうとした際に違和感を感じたことはありませんか? おそらくそれは、けんしょう炎と呼ばれる症状です。
 けんしょう炎とは、筋肉と骨をつなぐ腱という組織を守っている“腱鞘”に炎症ができ、関節に痛みを引き起こす疾患。けんしょう炎の原因は関節の酷使と、女性の場合はホルモンバランスが関係しているとも言われています。
 妊娠・出産の際に多く分泌される女性ホルモン(プロゲステロン)は、けんしょうを収縮させる作用があり、通常よりも腱とけんしょうの摩擦が起きやすく炎症を起こしやすい状態になります。加えて抱っこなどによる手の使いすぎで、けんしょう炎になりやすくなるのです。
 私が、産後ママを診ているなかで、けんしょう炎になりやすいのは圧倒的に第一子の新米ママ。女性ホルモンの急激な変動に加えて、慣れない育児動作の連続で、ついつい力が入ってしまうのでしょう。手首を酷使し、結果的にけんしょう炎になるというパターンが多いように感じます。テーピングやサポーターで、手首をぐるぐる巻きにして来院されるのが何とも痛々しい。

 

何気ない抱っこ 手のひらの向きは?

 けんしょう炎の原因は、抱っこの仕方ということもあります。けんしょう炎ぎみのママ、抱っこするときに、手のひらを上に向けていませんか?
 人間の手首は筋肉があまりないため、手首だけで赤ちゃんの体重を全て支えるには、構造上無理があります。だからこそ手首に負担をかけない抱っこを心がけて。
 一般的に言われるけんしょう炎は、親指側の手首に痛みが出ますが、指に症状が出る場合も。産後のこの指の痛みは、“ばね指”。これもけんしょう炎の一種です。ばね指の症状は、曲げた指が一時的に伸びなくなり、伸ばそうとするとばねのようにカクンカクンッと跳ね上がるように伸びる状態になることです。また、このときに痛みを伴うことも。特に朝方に症状が出やすいのも特徴です。
 実はこのばね指、私も産後経験しました。朝起きてまずベッドから起き上がろうと手をつくと痛いんです。指を曲げ伸ばしする際に自分の意思に関係なく、カクンカクンッと変な感覚でした。悪化せずに快方に向かいましたが、何とも言えない、指の痛みと不快感が忘れられません。

 

少しのお休みでママを守ろう

 けんしょう炎にしてもばね指にしても、病院に行くと安静にするよう言われますが、育児と家事に追われるママにとっては安静と言われても難しいですよね。そういう場合は病院で鎮痛剤を打つことを勧められますが、授乳中だったりすると、痛みを伴う注射を打つことに抵抗があることも。
 せめて抱っこを家族にお願いして手を休めたり、母乳授乳を1回スキップしてミルク授乳をパパに任せたり、家事を少しお休みしたりできるといいですね。簡単なストレッチやツボ押しなども効果的なのでスキマ時間に試してみて。

是枝貴子さん
これえだたかこ/ママのための整体サロン「マミーサロン」主宰。助産師、鍼灸師、アロマセラピストなど数多くの資格を持つ。産科勤務時代、ママのカラダを助けたいと一念発起し骨盤ケアを学ぶ。現在月200名以上のママの施術に従事。
http://www.mommy-salon.com

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