
「毛布をずっとふみふみ、もみもみ」「おしりをぐいぐい近づけてくるのはなぜ?」ねこの気持ちが知りたい!【最新号からちょっと見せ】
かわいいねこたちの気持ちを読み取りたい! 本当のところはねこのみぞ知る、のかもしれませんが、読者のみなさんから募ったねこたちの不思議な行動の理由をねこ専門医の服部幸先生にお伺いしました。
ねこの気持ちが知りたい!
Q. おしりをぐいぐい近づけてきます。なぜ?(猫もふり隊さん)
しっぽを近づける=友好的なあいさつです
ねこのしっぽには、臭腺と呼ばれる器官があり、ここをこすりつけて自分のにおいをマーキングする習性があります。おしりを近づけたり、こすりつけたりしながら、ねこなりのあいさつをしているのです。
Q. 毛布をずっとふみふみ、もみもみ。(もぐちゃんさん)
母ねこを思い出してリラックス&甘えています
子ねこは前足で母ねこの乳房を押しながら、おっぱいを飲むため、毛布をふみふみしているのは、気持ち良い、安心しているという気持ちのときに出る行動です。リラックスできている証拠なので、そっと見守りましょう。
Q. 捕まえた虫やぬいぐるみを咥えてわざわざ持ってきてくれます。(さんこしママさん)
飼い主のことを子どもだと思って狩りの仕方をレクチャーしている!?
猫は子ねこに狩りを教える習性があるので、獲物をとれない飼い主に実践して教えてあげているのかもしれません。また、「捕まえたよ!」と自慢して、褒めてもらいたいという説もあります。
教えてくれたのは
服部幸先生
はっとりゆき/ねこ専門病院「東京猫医療センター」院長。ねこのスペシャリストとして、治療だけでなく日頃のケアなどのアドバイスを行う。監修した本に『猫の病気のサインがわかる図鑑』(ねこねっこ)など多数。
イラスト/イデタカコ(kodomoe2025年6月号掲載)