5、6歳の育児のお悩みに、読み聞かせたいおすすめ絵本【年齢別・こんなときには、こんな絵本!・6】
お友達とうまくいかない、上の子が赤ちゃんがえり。読者ママたちから寄せられたお悩みにお答えする絵本をご紹介します。
今回は、5~6歳の子育てにおすすめの絵本が登場します。今のお悩みにぴったりの絵本が、きっと力になってくれますよ!
おなやみ1
きょうだいで仲良くできません。
ぶつかって当たり前。お互いの立場や思いをわかりやすく伝えてあげましょう。
大の仲良しへの道は長い?
『ぺろぺろキャンディー』
ルクサナ・カーン/文
ソフィー・ブラッコール/絵 もりうちすみこ/訳
さ・え・ら書房 本体1540円
ルビーナはお友達の誕生会に妹のサナを連れて行くことになってしまって、散々な目に遭います。でも数年後、今度はサナが同じ目に遭って……。ルビーナの行動に拍手!
おなやみ2
下の子が生まれて、上の子が赤ちゃんがえり。
お兄ちゃん、お姉ちゃんになる複雑な気持ちを、絵本がふわりとほぐしてくれます。
だんだん家族になるんだね
来月第二子を出産するので、ママ友お薦めのこの絵本を長女に贈る予定です。(もんママさん/4歳女の子ママ)
『おねえさんになるひ』
ローレンス・アンホルト/文 キャサリン・アンホルト/絵 吉上恭太/訳 徳間書店 本体1760円
あんなに赤ちゃんに会うのが楽しみだったのに、思うようにならなくて……。ひとり庭に出て泣くソフィーの気持ちを、しっかりと受け止めてくれるお父さんが素敵。みんなで家族になっていこう。
おなやみ3
お友達とうまくいきません。
声のかけ方から、相手を思いやる大切さまで。お友達の絵本はバリエ豊富!
おんなじ気持ちだと嬉しいな
友達について考えるきっかけに。わが家の宝物の一冊。(SHOさん/12歳&7歳男の子ママ)
『ともだち』
谷川俊太郎/文 和田誠/絵
玉川大学出版部 本体1320円
どんな子が「友達」だろう。谷川さんの詩にうなずいたりハッとしたり。声に出して読み、親子で考えてみませんか? 子どもが意外な思いを聞かせてくれるかもしれません。
全力で喧嘩するほど仲がいい
『けんかのきもち』
柴田愛子/文 伊藤秀男/絵 ポプラ社 本体1320円
仲がいいからこそ安心してぶつかることができるんです。取っ組み合いの喧嘩の後はなかなか気持ちが収まらないこともあるけれど、大丈夫。あたたかく見守りましょう。
しっこさんからまりかちゃんへ
『あのときすきになったよ』
薫くみこ/作 飯野和好/絵 教育画劇 本体1320円
嫌いなあの子は気になるあの子。なんだか好きになってきて……。よくおもらしする「しっこさん」と仲良しになる過程が丁寧に描かれます。そっと応援したくなる、心の交信。
撮影/岡森大輔 編集協力/井出ひかる(kodomoe2017年4月号掲載 ※この記事は、2017年11月にウェブ掲載されたものを再編集しています)