年齢別 読み聞かせ絵本ガイド 0、1歳〜
子どもとの楽しい時間を生み出してくれる魔法のアイテム、絵本。声に出して読むと、みるみるうちに大人も虜になります。年間1000人以上の子どもたちに読み聞かせをしているプロにママと子どものための絵本を教えてもらいました。(kodomoe2016年8月号掲載)
撮影/岡森大輔 スタイリング/郡山雅代 選書・監修/聞かせ屋。けいたろう 編集協力/柴田こずえ
成長に合わせて絵本を選ぶ
子どもの成長と共に洋服のサイズが変わっていくように、ピッタリの絵本も変わっていきます。内容、文字の量、絵本のサイズも変わります。赤ちゃん絵本は、文字が少ない分、心地よい音がよく使われます。声に出して読むと、リズムがいいものが多いのも特徴です。
赤ちゃん絵本を卒業したら、『おおきな かぶ』のように、物事の繰り返しで話が進む絵本もオススメです。そして次第に、じっくり浸るような物語を楽しめるようになってきます。体とともに、心もしっかり成長していくのですね!
年齢はあくまでも目安にしてほしいので、「0・1歳~」などと、それぞれ対象を広げて表記しています。よい出会いがありますように!
教えてくれたのは
聞かせ屋。けいたろうさん
元保育士。夜の路上で、大人に絵本を読み始めた、聞かせ屋。延べ4か月の渡米公演を経て、読み聞かせ、絵本講座、保育者研修会で日本全国を駆け抜けている。0歳女の子のパパ。著書に『絵本カルボナーラ』(フレーベル館)他がある。http://kikaseya.jp
年齢別に絵本を選ぶときのポイント
それぞれの成長段階に合った絵本を選べば、もっと絵本が好きになりますよ。
0歳 赤ちゃんに合ったサイズではっきりした色の絵本を
1歳 知っているものが出てくる絵本で言葉を吸い込む
2歳 絵の意味がわかり、めくるのが楽しくてしかたない
3歳 言葉も想像力も育ってきて、くり返しが大好きに
4歳 いろんな自分になれるから夢中になれる絵本を
5歳 絵本の粋を理解して、大人も一緒に楽しもう