
気合いの入ったイベントを企画する、ドイツの子どもの誕生日会。でも食べ物はシンプルで…【タベコト in Berlin・133】
ベルリン在住で6人の子どものお母さん。モデルとして活躍する傍ら「台所から子育て、暮らしを豊かに」をコンセプトに、オンライン講座とウェブサイトを主宰している日登美さんによる、「食」からはじまるエッセイです。
ドイツのお誕生日イベント
ドイツの子どもの誕生日はどの家庭も結構いろんなプロジェクトを考えてやります。各家庭で毎年違ったイベントを開催するのでお呼ばれするのも楽しいものです。幼稚園くらいの子どもなら、公園やお家の中やお庭で宝探しというのは結構定番。どの家庭も工夫を凝らして宝の地図を作り、本気で探します。

動物園ツアーというのも誕生日会で人気のイベント。
小学生くらいだと、例えば絵の額を用意してみんなでデッサンして持って帰れるクラフトや工作系のイベントなどが人気。またはポットに土を入れて様々な種類のタネをまき、持ち帰って育てられる小さなガーデニングを作るナチュラル趣向のイベントだったり、焚き火でパンを焼いたり、クッキーを作ったりというお料理系も人気。主催者側になるとなかなか準備が大変ではありますが、1年に1回ですものね。

こういうケーキは普通子どもの誕生日会では出てきません(笑)。
そんなふうにイベントには工夫を凝らすのですが、用意する食べ物はめっちゃシンプル。いつも学校に持っていくおやつと同じようなものでいいんです。つまりにんじん、きゅうり、パプリカなどの野菜スティック、そこにプレッツェルのパン、ナッツやチーズ、季節のフルーツ、そしてケーキ。

家の中で誕生日会をやるとこうなる。シングルパパのお宅にお呼ばれした時の様子。無礼講!
誕生日ケーキも、いわゆる日本の凝ったデコレーションケーキではなく、大きな四角いトレーにどーんと生地を敷き詰めて焼いただけのレモンケーキやバターケーキが一般的。そこにちょっとカラフルなシュガーで飾ってる、という潔さ。もしくはマフィン。という感じで、全然気合いが入ってない。野菜も果物もザクザク切ってタッパーに山盛り用意して、ケーキはどかっと焼いて、甘ければいい! これがドイツの誕生日会メニューです。

ドイツの子ども誕生日会の食べ物ってこんな感じ。
そんなこんなで、最近ティーンエージャー入りした中1の息子の誕生日会に用意したのもバナナマフィンにチョコレートコーティングしたもの。そこにマーブルチョコレートで飾りをするのがベルリンっ子たちの定番。というわけで、マーブルチョコ乗せマフィンにロウソクを立ててアスレチックパークでお祝いしました。

誕生日ケーキに日本のフルーツサンドを希望されたこともあった。
だけど我が家は毎年海苔巻きのお寿司を作ることにしていて、それがお友達に大人気。単なるカッパ巻きなのにチヤホヤされるんです。ちょっと思春期に入ってカッコつけてる男子でも「お寿司をありがとう! 美味しいです!」と感謝の言葉を投げかけてくれる。なんという「寿司マジック」よ! そんなこんなで、息子は毎年お寿司がある誕生日ということで誇らしげ。日本人でよかったね!(笑)

誕生日。マーブルチョコが乗ったケーキは鉄板です! 息子の今年の誕生日会はこれ。

日登美/ひとみ
3男3女6児の母。10代よりファッションモデルとして雑誌、広告等で活躍。その後自身の子育てから学んだ、シュタイナー教育、マクロビオティック、ヨガなどを取り入れた自然な暮らしと子育てを提案した書籍、レシピ本など多数出版。現在はモデルとして活躍する傍ら、オーガニック、ナチュラル、ヘルシーをモットーに、食、暮らしと子育てのワークショップ、オンライン講座などを行う。
台所から子育て、暮らしを豊かに。「Mitte(ミッテ)」
※「Mitte(ミッテ)」で新たに、食と暮らしを育む講座「 Wachsen ヴァクセン」がスタート致します。
https://mit-te.com/products/wachsen
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