2020年9月15日

マレーシアのパパは、出産前から育児に積極的!?【教えて!世界の子育て~マレーシア~】

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海外ではどんな子育てをしているの? 日本から離れて子育てをするママたちに、海外でのようすを教えてもらう「教えて! 世界の子育て」。
場所や文化が違うと、子育ては違うのでしょうか。日本での子育てや生活と同じことや違うこと、各国からリアルな声を伝えてもらいます。

今回は、マレーシアで3歳と4歳の男の子を育てるカオリさんが、現地のパパの育児参加について紹介してくれます。子どもにとても寛容な雰囲気があるというマレーシアでの、パパたちの育児への関わり方とは?

生まれる前から積極的!?
マレーシアの子育てとは

今も世界中で猛威を振るい続けるコロナウイルス。
3月からロックダウンに入ったマレーシアですが、それから約5か月たち、大人も子どももさまざまな変化に対応しながら毎日を過ごしています。

マレーシアのパパは、出産前から育児に積極的!?【教えて!世界の子育て~マレーシア~】の画像1

幼稚園では子どもたち全員がフェイスシールドを着用し、お友だちともソーシャルディスタンスを保って過ごしています

コロナの影響で、在宅ワークをするようになった方もいるのではないでしょうか。以前は育児に関わることが少なかったけれど、家にいる時間が長くなったことで子どもと接する機会が増えたというパパもいるかもしれません。
そこで今回は、わが家やマレーシアでよく見かける「パパの育児への関わり方」について紹介したいと思います。

マレーシアのパパは、出産前から育児に積極的!?【教えて!世界の子育て~マレーシア~】の画像2

コロナの影響で家にいる時間が長くなったので、癒やしを求めて観葉植物を買ってきました! とても広い植木屋さんです

わが家には息子がふたりいます。ふたりの妊娠期間中に行なわれた妊婦健診には、毎回必ずパパが付き添ってくれました。病院の待合室には同じくたくさんの妊婦さんがいましたが、その妊婦さんたちもパートナーの付き添いのもと受診する方がほとんどでした。

日本では、ママがひとりで健診に行くことが多いと聞きます。妊婦健診の付き添いのために半休を取るパパは、もしかするとめずらしいかもしれません。
一方、マレーシアでは多くの方が夫婦で病院に来る姿を目にしました。これを主人に尋ねてみると、「生まれる前であってもふたりの子どもなんだから一緒に健診に行くのは当たり前だよ」という返事が返ってきました。

もちろん人によって考え方や状況はさまざまですが、妊婦健診に夫婦で行く方を多く見るマレーシアでは、子どもが生まれる前から、自分たちふたりの子どもだからふたりで一緒に育てようと意識している方が多いように感じます。
職場の中でも、男性が妊婦健診の付き添いで半休を取ることには協力的で、男性が届けを申請することはめずらしいことではなく、世間体なども考えずに半休届を出すことができるようです。

育児面での夫婦の協力は、子どもが生まれてからも変わらず、たとえばわが子を幼稚園に送り届けるときにも、パパがひとりで子どもを送る姿や夫婦一緒に子どもを送る姿を目にします。
私自身が子どもの頃、父親は朝早く仕事に行ったので、学校に行く頃にはすでに家にいなかったことを記憶しています。子どもの送迎をするパパたちの姿を目にする機会が多いことも、マレーシアのパパが子育てに積極的だと感じる理由のひとつです。

また、日本では仕事終わりに付き合いでお酒を飲みに行ったり、接待をすることが文化としてあると思います。マレーシアでも友達と集まっておしゃべりすることをとても好みますし、もちろんお酒は売っているのですが、大半の人がアルコールではなくお茶を楽しみながら集います。
イスラム教を国教とするこちらではアルコール類の値段が高く、仕事終わりにお酒を飲みに行くということにもあまり馴染みがありません。仕事が終わるとまっすぐ家に帰り、家族との時間を過ごす家庭が多く、そのこともパパが自然に育児に関わる雰囲気を作っているのかもしれません。

子どもにもフレンドリーな
マレーシア

今でこそコロナの影響で不要不急の外出を避けるようになりましたが、以前は休日になるとショッピングモールなどにお出かけする家族の姿も多く見られました。人がたくさん集まる場所でも、多くの大人は周りの子どもに対してとても寛容で、温かく接してくれるように思います。
もちろん人の迷惑になるほどまでの大声や、店内で走り回ることなどは親が注意しますが、子どもが子どもらしくいる時の姿を見て微笑む方が多くいるように感じます。私も、わが子たちがまだ乳児だった頃にお出かけすると、よくマレーシア人の方から「何か月ですか?」「男の子? 女の子?」「可愛いわね」など、優しい笑顔で話しかけられることがとても多く、このような経験からもこちらの人は子ども好きなのだという一面を垣間見ました。

マレーシアの国民性を経験すると、親ものびのびと子育てができて、子どもも個性豊かに成長する、子育てのストレスは少なく感じます。このようなことからも、パパが育児に積極的になることは自然な姿なのかもしれません。

マレーシアのパパは、出産前から育児に積極的!?【教えて!世界の子育て~マレーシア~】の画像3

パパと子どもたちは休みの日に工作をしたり家でキャッチボールをしたりと一緒に楽しんでいます

わが家のパパも子どもが生まれる前から現在まで、子どもたちのお世話をとても積極的に行ってくれています。私も主人も普段から自宅で仕事をすることが多く、子どもたちが初めて寝返りを打った瞬間、初めて手を叩いた瞬間、初めて歩いた瞬間など、数え切れないほどの成長を夫婦で一緒に見ることができたのは、何にも代え難い素晴らしい時間でした。

ワンオペ育児という言葉がありますが、実は私はつい最近までこの言葉を知りませんでした。わが家では家庭内の仕事や子育てについて分担はしておらず、助けが必要な時には相手にその意思を伝えるようにしています。
もちろん意見のぶつかり合いもあり、子育てに対する考え方の違いで、もめてしまうことも当然あります。自分が疲れているときや気持ちに余裕がないときなどには、つい相手に辛く当たってしまうこともあり反省ですが、お互いに感謝の気持ちを忘れず二人三脚で育児をしていくのが大切かもしれませんね。

このような、子どもにとてもフレンドリーな社会の雰囲気と、手伝いという認識ではなく夫婦そろって子育てする気持ちを強く持っていることが、パパたちの積極的な育児につながっているように思います。

おまけの
マレーシア料理

マレーシアのパパは、出産前から育児に積極的!?【教えて!世界の子育て~マレーシア~】の画像4

焼き鳥そっくりなこちらは「サテー」と呼ばれるマレーシア料理。ソースはピーナッツがたっぷり入っていて甘いんですよ!

 

マレーシアのパパは、出産前から育児に積極的!?【教えて!世界の子育て~マレーシア~】の画像5今回の海外ママは
カオリさん
マレーシアの首都クアラルンプールで就職、結婚、出産などを経験し、現在マレーシア在住歴7年目。年子の男の子兄弟の子育てに日々奮闘中です! 現地のローカルフードを食べることが大好き、最近はインテリア雑貨探しにハマっています。
Instagram @kaori.h04
Twitter @KaoriMalaysia

 

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