連載第29回「パイの、あの実風」
みなさま、こんにちは! (・∀・)ノ
いつも御覧いただいてありがとうございます!
ちかごろ、「再現レシピ」をテレビや本屋さんでよく見かけます。
お外で食べるのもたのしいけれど、おうちで「お店屋さんの味」を
再現できたら、なおたのしそうー!
よりリラックスするし、子どもが騒いじゃっても気にならないし、節約にもなるっ!
ただ・・・再現できるだけの技量があれば、ですが。←私の場合はそこが問題。
でもっ、ひとりでキッチンでアクセクがんばるより、せっかくですもの。
そこは子どもも巻き込んで、みんなの力で「再現」できたらサイコー!!
と、いうことでしばらく「再現シリーズ」にチャレンジしたいと思います!!
チャレンジ、というか、ほとんど実験に近いのだけれど。テヘヘ!!(;´▽`A
みなさまには、私のドジな失敗(作る前から予感あり。たぶん毎回します。笑)を
しっかり御覧いただいて、私の失敗を踏み台にし、大成功していただければ幸いです!
今回は、私も子どももだーいすきなお菓子、「パイの、あの実風」を作りたいと思います!
私が子どもの頃からあるロングセラーなお菓子。相変わらず、いつもおいしい♪
おうちで子どもと「パイの、あの実風」が作れたらしあわせー!
材料はシンプル。だいたい、25個ぶんくらいの量で
★冷凍パイシート 2枚
★板チョコレート 1枚
★溶き卵 1/2個分
★グラニュー糖 大さじ2
まず、冷凍パイシートを室温に置いて、解凍しまーす!
そのあいだに、板チョコをパキポキと小さくカットしておきます。
パイシートがやわらかくなったかな?と思ったら、めん棒で軽く伸ばして広げていきます!
生地を伸ばしてくれているのは、空良のお友達の女の子。
世界地図みたいなカタチになったねー! (≧▽≦)
続いて、もう1枚のパイシートを伸ばします。こちらは、
1枚目のパイシートよりひとまわり大きくなるよーに、のばし広げます!
空良が担当。はりきって「ウォリャーーー!」
男子のかっこよいところ、見せどころだね♪
子どもたちのおかげで、パイシートがステキにのび広がりました♪
小さめのパイシートの方に卵黄をぬり、
フォークでぷすぷすと穴を開けていきます。
こういう、「穴をぷすぷす開ける」作業って大好きだよね、子どもたち。
勢いよく「ぷすぷす」してくれました。
もうー、開けすぎっ!!っていうくらい。(;´▽`)
そして、卵を塗って穴を開けたパイシートに、間隔をあけてチョコレートを置いていきます!
子どもたちにあらかじめ「どんな型のパイにするか」を決めてもらって、
その型の大きさに合わせて、チョコを置いていくとスムーズです。(・∀・)ノ
ほんとはー、「パイの、あの実風」に近づけるべく、六角形の型が希望なんだけれど
近所のお店屋さんでは見つけられなかったので、おうちにある型で代用しましたっ!
子どもたちに好きな型を選んでもらったよ。結果、この方がたのしいかも♪
空良は宇宙がだいすきなので、やっぱり「星」型を選んでいました。
お友達の女の子は、かわいらしく「お人形」型。
「星」と「お人形」の型をいったんパイシートの上におき、
型の大きさに合わせてチョコを置いていきます。
空良とお友達と、代わる代わるやっている。
・・・けれど、だいじょうぶなんだろうか?
このあと、この、チョコを置いたパイシートの上に、もう1枚のパイシートを重ねて
しっかりと貼付けたら、表面にも溶き卵をぬり、グラニュー糖をふりかけて
上から型をくり抜いていくんだけれど・・・
それぞれ、どの場所が星で、どの場所がお人形なのか、
ノーヒントの状態でわかるのかなあ・・・?(ノ´▽`)ノ
すごい!! ちゃんとわかっている!!
私が心配していたより、子どもたちって頭いいー!
しかし、やっぱり相談しながら「ここ、ボクだっけ?」「私じゃなかった?」
なんて言い合いながらだっので、時間がどんどん経過していってしまい・・・
パイシート、ドロンドロン。
2枚しっかり張り付いていないし!
このお人形なんて、もう1枚のパイシートすら付いていないー!
「ヒー!」しかたがないので、はがす。。。
そして手で、上からそっとくっつけました。
く。くっつくといいんだけれど・・・! (ノДT)
残ったパイシートは、中にチョコを入れて、こねこねまるめて
おだんごみたいにしてみました。こちらにも、上から卵黄とお砂糖を。
おだんごにも、バラバラになりかけの星やお人形にも、
表面に竹串やスティックなどで4ヶ所、穴をあけます!
こうすると、穴が空気の抜け道となってパイシートがほどよくふくらむんだってー!
う。うまくいけば・・・!! (TωT)
すべて、作り終えました!
とっても不安な仕上がりです。笑
子どもたちも心配そう。「パイシート、完全に離れていたし・・・」
まあまあまあ! やるだけやってみよう! 焼くだけ焼いてみようー! (ノ´▽`)ノ
クッキングシートの上に乗せて、200度に熱したオーブンで、10分焼きます!
できあがるのを、こんなにドキドキしながら待つことって、あまりない。
いつもだったら、このできあがりを待つのは「ワクワク」なのですが、
今回は、だいじょうぶなんだろうか?の「ハラハラ」の方。
チン! できあがったパイを見てみると・・・
思っていたより、上出来でした!!! やったー!!!
とたんに輝く、子どもたちの笑顔。うれしいー!
「じょうずに出来ないかも」のマイナスからのスタートなので、喜びも驚きも、倍増!
よかったー! ちゃんとふくらんでいる。くっついている!
すごいぞ、パイシート!! これは私たちのテクニックじゃない。パイシートのお手柄です!
「このお人形なんて、ふんぞりかえっているー!」大笑いする、お友達。
ほんとだ、エラそうな態度でふくらんでいるねー!
「星がつながっているのもあるよー!」と空良。
ほんとだ! 流星群みたいだね!
チョコ、はみだしまくりですが
みんなニコニコ、うれしそう!
パイ生地もサックサク。とってもとっても、おいしかったです!!
今回、学んだ教訓としては・・・
冷凍パイシートは、解凍したら時間がたてばたつほど
ビロンビロンになってしまうので、室温に5分ほど置いたら、すぐに開始!
そして、なるべく時間をかけずに作業を進めた方が、きっと「型抜き」がラク。
2枚のパイシートを合わせたら、指先でチョコレートのまわりをグッと押さえて、
生地と生地をしっかりとつけてから、チョコが型の中心にくるように型抜きをすると
より「パイの、あの実風」になる・・・らしいですっ! (°∀°)b
今回は「再現」できた! というより、
見た目は全然ちがうものになりました。笑
でもねっ、味は「パイのあの実」に近かった!
とってもおいしかったし、たのしかったー♪
なので、これはこれで大成功ということにしたい。・・・そうさせてください!
次回の再現チャレンジでは、どうか味も見かけも、大成功となりますようにー!!
おくやまよしえ(女優・タレント)/東京都生まれ。1992年、映画「喜多郎の十五少女漂流記」でデビュー。2001年に結婚。翌年、長男を出産。現在は2児の母。NHK「すくすく子育て」、TBS系ドラマ「キッパリ!」主演を経て、テレビ、ドラマ、雑誌などで活躍中。特技はイラストを描くこと、手芸。
ブログ 奥山佳恵のてきとう絵日記