2020年12月19日

中居さんのセンスに任せたら…!?「中居正広のニュースな会」から生まれた絵本『♪ピンポンパンポンプー』について劇団ひとりさんと古市憲寿さんが語ってくれました

テレビ朝日系の番組「中居正広のニュースな会」から誕生した絵本プロジェクトが話題を呼んでいます。キャラクターデザインは劇団ひとりさん、原作は古市憲寿さん、監修は中居正広さんという豪華メンバーで制作した絵本『♪ピンポンパンポンプ―』は、予約段階で注文が殺到し、発行部数12万部を突破! 相手を大切に想う気持ちを描いた心あたたまるお話で、クリスマスプレゼントにもぴったりです。制作に携わった劇団ひとりさんと古市憲寿さんに、お話を伺いました。

 遊びで始めたものが本気の絵本へと動き出す

――劇団ひとりさんが、3Dプリンターで中居さんの事務所のキャラクター「のんちゃん」と「びりーくん」を作ったのが始まりでしたね。中居さんの「絵本にしよう」という一声でプロジェクトが動きだしました。制作が決まり、自分たちで出版社とやり取りしながら作ったわけですが、できあがってみてどうでしたか?

劇団ひとりさん(以下ひとり) ぼくがたまたま「中居さんの事務所のマスコットキャラクターだ!」と言って作ったものが、絵本になっていったのは嬉しかったです。自分が創作したキャラクターが絵本になるなんて、なかなか経験できるもんじゃないですよね。遊びで始めたものが、どんどん転がって動いていく感じがおもしろかったです。
中居さんのセンスに任せたら…!?「中居正広のニュースな会」から生まれた絵本『♪ピンポンパンポンプー』について劇団ひとりさんと古市憲寿さんが語ってくれましたの画像1
「中居正広のニュースな会」の番組内ではじめに作ったマスコットキャラクター
(テレビ朝日公式YouTubeチャンネル「動画、はじめてみました」絵本プロジェクト第1話より)「♪ピンポンパンポンプ―」の誕生秘話やプロジェクトの歩みを配信中

――お話の筋を作ったのは古市さんでした。最初に出した2案のお話のうち、他の人たちの意見で「ありがとう」がテーマの話に決まりそうだったのに、「仲直り」の話を何度も直して、最終的にこちらに決まりましたね。

古市憲寿さん(以下古市) 今まで大人向けの本しか出したことがなかったので、子どもを含めた大人でも読める絵本ということで、みんなに共通していて、一番普遍的なテーマはなんだろうと考えました。
中居さんのセンスに任せたら…!?「中居正広のニュースな会」から生まれた絵本『♪ピンポンパンポンプー』について劇団ひとりさんと古市憲寿さんが語ってくれましたの画像2

古市 「ありがとう」がテーマでもいいのかなとは思ったんですけど、持ち帰ってみたら、どうしてもお仕着せがましいと感じてしまったんです。今の時代は、思ったように行動できなかったり、毎日に不安を感じている人も多いですよね。だから、あんまり説教っぽい、価値観を押し付けるようなものを作りたくないなと思ったんです。「仲直り」という内容で、誰かと寄り添うことをテーマにした方が、いい絵本になるんじゃないかなと思いました。

――読んでいて、心があたたまりました。絵本の中でのんちゃんは、ちょっと強引にびりーくんを吊り橋に連れていったり、贈り物を選びすぎて待ち合わせに来なかったり、愛情が空回りすることもあるんですが、その先の幸せな世界をびりーくんに見せたいという思いは、親が子どもを想う気持ちにも似ているなと思いました。

古市 描いているのは2人の友情ですが、親子でもいいし、仲間でもいい。喧嘩して仲直りするって誰にでもあることなので、読む人がどんな関係に捉えてもらってもいいのかなと考えています。

絵/小山友子 『♪ピンポンパンポンプー』より

 絵本の中で「のんびりーらんど」が実現

――テーマを決めるのも、絵やタイトルを決めるのも、3人で話し合いながら時間をかけていく様子が番組で放映されました。劇団ひとりさんが牽引していった印象がありますが、個性的な3人の意見をまとめていくのは大変ではなかったですか?

ひとり まあ最終的に、まとめていったのは中居社長だと思うんですけど。ぼくがキャラクターを渡した時点で、中身に関しては古市さんにお任せだったし、絵はイラストレーターの小山友子さんにお任せだったので、ぼくはまとめ役じゃなかったんです。ただ、みんな職人気質だったんでね。ちょっと対立したときに、ぼくがどっちに票を入れるか、バランスを見てました(笑)。ここはこっちを立てておこうとかね、考えましたよね。
中居さんのセンスに任せたら…!?「中居正広のニュースな会」から生まれた絵本『♪ピンポンパンポンプー』について劇団ひとりさんと古市憲寿さんが語ってくれましたの画像4

――確かに2対1になるから、わかりやすいですね。絵を誰に描いてもらうかということでは、2人の意見は一致していたのに、中居さんにあえて小山さんを選んでいただきましたね。

ひとり あそこは、3人が一致してよかったです。8人ぐらいの方の絵を見たと思うんですが、どの方もみんなうまかったんですよ。でも小山さんの描くタッチが、一番、のんちゃんとびりーくんがどうなるか未知数だったので、仕上がりがワクワクするなあという感じがしました。実際描いてもらって、すごく柔らかい感じだし、それほど細かく描き込んである絵じゃないんだけど、何かそこにある空気感みたいなものが伝わってきましたよね。絵本のどこかに、のんびりーらんど(中居さんが園長の遊園地)は入れてほしいと伝えました。さらに、そこにぼくが作った中居さんとびりーくんの銅像を入れてほしいって。

絵/小山友子 『♪ピンポンパンポンプー』より

古市 銅像を入れることに、めちゃくちゃこだわってましたよね。

ひとり だって、のんびりーらんどを入れるならね! のんびりーらんどが作りたいなんて、ぼくが口頭でしか言ってなかったものですけど、こうやって絵本に描いてもらうと、本当にあるような感じがしてくるから、不思議なもんですよね。

――いつか、のんびりーらんども実現しそうですね。

ひとり もう目標はそれですから。この絵本は、のんびりーらんどっていう遊園地を作るための第一歩ですから。そこはやっぱりぶれないように。

古市 え、そうなんですか?(笑)


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