横山だいすけ&小林よしひさ お兄さんスペシャル対談「気の合うふたりで新しい化学反応を起こしていきたい!」
kodomoe本誌連載で大人気のだいすけお兄さんと、今春体操のお兄さんを卒業した よしお兄さんの、待ちに待った対談が実現! NHK Eテレ「おかあさんといっしょ」で9年間一緒に過ごし、その後もプライベートで親しくしていたおふたりが、kodomoe2019年8月号で大いに語り合っています。本誌では書ききれなかったこぼれ話を、webでもご紹介します!
よし兄はなんでも聞ける兄貴的存在
横山だいすけさん(以下だいすけ):よし兄(にい)が卒業決まってからバタバタしてて、最近はゆっくり話をする時間がなかったよね。
小林よしひささん(以下よしひさ):「おかあさんといっしょ」に出ていたころは、ずっと一緒にいたのにね。家に寝に帰って、気が付くとまた楽屋にいた(笑)。
だいすけ:本当にそう! 仕事をしていてわからないことは全部、よし兄に聞いてました。思ったことをぱっと言える存在が一番近くにいたのは、ありがたかったですね。よし兄とは、感じているものや見ているものも似ていて、ぼくが「こう思う」と言うと、よし兄も「そうだよね」ってすぐ返してくれました。
よしひさ:ぼくの方が先輩ということにはなるけれど、だいちゃんに、こうしろ、ああしろと言ったことはなかったです。だいちゃんは、できるんです。「歌のお兄さん」として、はじめからできてたという印象がすごく強かった。なので、本当に見守るだけでよかったですね。
だいすけ:わー嬉しいです! ぼくも最初に「おかあさんといっしょ」に入ったとき、よし兄やまゆ姉を見て、すごいと思っていました。もちろん、体操や踊りの盛り上げ方もすごいんですけど、そうじゃない、カメラで撮っていない瞬間の子どもとの関わり方がすばらしいんですよ。テクニックではなくて、子どもが感じ取れる安心さがあるというか。
よしひさ:そんなふうに感じてたんだ。
だいすけ:それが何なのかは、ぼくもわからなくて、自分なりにやってみたら、よく失敗してたんですよ。小さい子って、大人の男性と関わるときに構えてしまう瞬間があるので、参考になる同性はよし兄しかいなくて、よし兄の姿はよく見てましたね。
よしひさ:見られてた(笑)。ぼくは、子どもの接し方については、特に専門的に勉強したことはなかったので、自然と身についていたものなのかもしれません。体操のお兄さんになったとき、特に研修があったわけでもありませんでした。もともと子どもと自然体で関われる、そういう素質がないと、お兄さんのオーディションに受からないのかもしれません。見抜かれているというか。
だいすけ:そう! 本当に、そういうところを見られてたと思います。
ふたりのライブは、昔からの夢の実現
よしひさ:だいちゃんが卒業しても、お互いにコンサートがあれば見に行ったりはしてました。
だいすけ:ぼくがやっている「迷作劇場」に何度か足を運んでくれたり、ぼくがコンサートに行ったりね。
よしひさ:一度、会場がバッティングしたことあったよね。
だいすけ:そうだ、あった!
よしひさ:ぼくが「おかあさんといっしょ」の土曜版の収録を外の会場でやっていたときに、同じ施設の大ホールで、だいちゃんはイベントだったんだよね。
だいすけ:本当に、たまたまですよ。行く直前にわかったんです。隣でやってる!って。お互い全国まわってて、現場が同じ会場ってなかなかないです。嬉しかったですけどね。
よしひさ:びっくりだったよね。今度、だいちゃんと一緒にライブをやるんですが、実はその前から楽屋で、「卒業したら」って話はしてたんですよ。お互い、人生の中で大事にしてる思いが一緒で、だいちゃんは「歌」、ぼくは「体操」で子どもに元気を届けたいと思っていました。きっと外に出ても、同じような道を歩んでるだろうね、そしたら絶対会う日がくるよね、そしたら一緒に何かできる日がくるだろうねって話していました。
だいすけ:よく「歌のお兄さん」「体操のお兄さん」って、任期が終わったらそれでおしまいって思われている方が多いんですけど、ぼくらは、これからもずっと子どもや親子が好きで、関わっていきたいという思いを持ってやってきました。そういう話を、番組にいるときも、休憩時間も、よし兄とずっと話してきたんです。これがぼくらにとっての人生の宝で、いつかそういうものが形になったらいいねって話していました。
よしひさ:だから、ふたりのファミリーライブのことも、あのとき話してきたことが、いまできるよね、って、トントンと話が進みました。
だいすけ:ライブは一からじゃなくて、「おかあさんといっしょ」で過ごした濃い9年間があったから、すんなり決まったっていうイメージですね。まだ何をやろうかって全然決まってないんですけど……。
よしひさ:コントとかやる?
だいすけ:あはは。楽屋とか、ロケの合間とか、待ち時間にコントやってましたね。
よしひさ:「お兄さんといっしょ」とかあったら、おもしろいよね~って。やってみようか、……あ、こうなるねー、やめとこう(笑)とか。
だいすけ:二人でげらげら笑ってね。
よしひさ:いろいろやったよね。
だいすけ:何をやるにしても、相手はよし兄だから、きっと1言ったら10理解してくれて、積み上げて決めていく時間もすごく早いんじゃないのかなって思ってるんですよ。感覚が似てるからこそ、あるんじゃないかなって。ラジオに遊びに来てもらったときも、最後の「まったねー」というかけ声が、ふたりでそろっちゃうんですよ。
よしひさ:打ち合わせしたわけでもないのにね。
だいすけ:そういうのがありつつ、二人でまた新たなことができるって、もう楽しみでしかないです。いまだからこそ、ふたりの新しい化学反応が生まれるんじゃないのかなって思っています。
■横山だいすけ×小林よしひさ ファミリーライブ
https://www.daisuke-live.com/
★よし兄より、プライベート秘蔵写真をお届け!
だいすけさんとよしひささんは、プライベートでも旅行に行く仲。大きなコンサートを控えて、楽しみながらも、体を鍛える、リフレッシュ&パワーアップ合宿in沖縄を決行していました。写真はリバートレッキングでテンション最高潮、高所恐怖症のはずのだいすけお兄さんが、岩から見事にダイブ成功したところ。 その後のイベントももちろん大成功したそう。その他の写真は、本誌にて!
kodomoe本誌8月号では、ふたりで旅行に行ったときの話や、だいすけさんが感動したよしひささんの筋肉&料理話など、エピソード盛りだくさん! 続きは、本誌連載の対談スペシャルをご覧ください。
★おまけのこぼれ話
だいすけ ぼくもよし兄も、同じ漫画の大ファン。コンサート帰りの新幹線で、3時間ずっとその話しかしなくて、まわりにあきれられたことがあるぐらいです。でも、ぼくは週刊誌でのリアルタイムの話を読んでるのに、よし兄は、その後の単行本を読み込むタイプで、リアルな最新誌は絶対読まない。新しいのが出たら、まずは2巻ぐらい前の巻を読み直して、改めて新刊を読むのだとか。性格が表れてますよね。 | よしひさ ぼくが運動をやり始めるきっかけは、ジャッキー・チェン。幼稚園ぐらいのときに、母に急に呼ばれて、テレビで「スパルタンX」の映画を見せられたんです。多分、身体を動かすことが好きだったから、見せてくれたんだと思いますが…(母がジャッキーファンだったわけじゃありません)。それが、まんまとはまりまして。そこから、体操教室に遊びに行ったりして、身体を動かすことを専門的に始めて行ったんですよね。 |
思い出の体操の曲『ブンバ・ボーン!』より「ちょっとオカピ」で決めポーズ!
★だいすけお兄さんのCD好評発売中!
CDシングル「ハレルヤルーヤ/愛したいひと」 横山だいすけ
TVアニメ『パズドラ』OPテーマの「ハレルヤルーヤ」と、日本テレビ『ぶらり途中下車の旅』エンディングテーマ「愛したいひと」を収録した、両A面シングルが発売中。
ソニー・ミュージックレーベルズ(SMEレコーズ)
1500円
ファーストアルバム「歌袋」 横山だいすけ
待望のメジャー・ファースト・アルバムが7月24日(水)に発売! 横山だいすけ流のエンタテインメントをぎゅーっと詰め込んだ、おもちゃ箱のようなアルバム。初回特典はDVD付き!
ソニー・ミュージックレーベルズ(SMEレコーズ)
初回生産限定盤(CD+DVD)3500円、通常盤(CD)3000円
★よしお兄さんの記念DVDも発売中!
NHK 『おかあさんといっしょ』ブンバ ・ボーン ! パント !スペシャル ~あそびと うたがいっぱい~
「ブンバ・ボーン! 」「ぱわわぷたいそう」「すりかえかめん」をはじめとする、よしお兄さん・りさお姉さんの「おかあさんといっしょ」映像が目白押しのメモリアルDVD。14年前から最近までのあそび歌や体操がたっぷり入っていて、歴代のうたのお兄さんの登場も見所です。
ポニーキャオン 3456円
だいすけお兄さんも推薦!「メモリアルって卒業のときしか出ないので、貴重な映像もたくさんあるし、いろんな思いがつまってるんですよね。よしお兄さんの初登場回なんて、激激レアですよ。14年に一度ですから、仏像の御開帳レベルです!(笑) その時代その時代を支えてきた人のいろんな思いが集約されている一枚。14年がぎゅっとつまっているので、ひとりでも多くの人に見て楽しんでもらいたいなと思っています」
PROFILE
横山だいすけ/「おかあさんといっしょ」の歌のお兄さんを2017年4月まで最長9年務め、現在TVや舞台など多方面で活躍中。両A面シングル「ハレルヤルーヤ/愛したいひと」が好評発売中。yokoyamadaisuke.com | 小林よしひさ/「おかあさんといっしょ」の体操のお兄さんを2019年春まで歴代最長の14年間務める。卒業後も得意の料理や運動能力を生かし、バラエティ番組等で活躍。0歳娘のパパ。ameblo.jp/kobayashi-yoshihisa/ |
撮影/大森忠明 スタイリング/吉岡ちさと(横山さん)、山﨑厚見(SOUP)(小林さん)
ヘアメイク/安藤千浪(横山さん)、岩井マミ(小林さん) 編集協力/日下淳子
だいすけさん衣装:ジャケット18144円、パンツ13824円/SUPERTHANKS、その他/スタイリスト私物
※こちらの記事は、2019年7月5日に公開されたものを再掲載しています。