第14回 井上和香さん×手芸作家さん「刺繍した布を使って、縫わないパスケースづくり」
ポケットを貼りつけたら、パスケースが完成
北島:
そうしたら、接着フェルトでポケットを作っていきましょう。中にカードを入れてもくっつかないように、縫い代部分を残して余っている麻布を貼ったポケットです。
和香:
すごいですね。発想がすごい。
北島:
裏に接着フェルトを貼ったら、このポケットも縫い代部分の剥離紙をはがし、貼りつけて完成です。
和香:
これ、いいですね! ホント、簡単。これPASMO入れに使いたいですね。
北島:
子どもが使うなら、バッグにつけて、図書館のカードとか入れてもいいですよね。
和香:
いいですね。いま、おままごとで使うレジセットにもカードがついていて、カード払いもできるんですよ(笑)。そのカード入れにもよさそう。ほら、できたよ。見て見て~!
刺繍パスケースの作り方
材料:
麻布(綿麻でも) 15×25cm、刺繍糸(3本取り)適宜、刺繍枠 12cm、刺繍針、布に描けるクレヨン
薄手接着綿シールタイプ 15×17cm、厚紙 13×9cm、接着フェルト 18×18cm、飾りブレード 45cm、タッセル
布用両面テープ、ムーンベール(図案写し用紙)、図案写しマーカー青、アイロン
※お好みで丸カンやハトメを使って吊るすこともできます
1.
子どもに布に描けるクレヨンで絵を描いてもらう。色を定着させるため、絵の上にキッチンペーパーを当てて、アイロンをかける。
2.
刺繍したい図案を、図案写しマーカーを使って、ムーンベール(図案写し用紙)に書き写す。
3.
クレヨンの絵の上に、ムーンベールで図案を描き写す。描き写した線に沿って、アウトラインステッチで刺繍する。
4.
薄手接着綿を貼った厚紙に布用両面テープを、隙間がないように貼る。
5.
3を外表に合わせ、布用両面テープをつけて、折りたたみながら内側にばり貼りつけ、縫い代にアイロンをかける。
6.
布用両面テープで、飾りブレードとタッセルを貼りつける。
7.
接着フェルトでパスケースのポケット部分を作る。接着フェルトの裏側に縫い代部分を残して余っている麻布を貼る。
8.
5の本体に、同じ大きさの接着フェルトを貼り、さらに7のポケットを重ねて貼る。