第8回 井上和香さん×消しゴム版画イラストレーターさん「消しゴムはんこで、今年は気持ちが伝わる年賀状」
保管や持ち運びには小瓶が便利
和香:
消しゴムはんこを作ったあとは、どんなふうに保管してるんですか?
とみこはん:
そのまま箱などに入れても大丈夫ですが、コルク栓のある小瓶にするとおしゃれです。このフタのコルクに、接着剤で消しゴムを貼り付けます。こうすると汚れないし、中にビーズを入れたりしてもかわいいですよ。
和香:
標本みたいですね。プレゼントにもよさそう!
とみこはん:
ただ、コルク栓の内径の範囲内に、消しゴムはんこを作らないとしまらないので、注意してくださいね。たくさん作って、並べておくだけでもかわいいです。
細かい作業が好きな人にはたまりません
とみこはん:
和香さん、消しゴムはんこづくり、どうでしたか?
和香:
もう本当に、おもしろかったです!!
私、細かい作業を延々とやるのが好きなんですよ。カニを食べに行ったら、食べずにカニの身をずっと出し続けたい人なんです(笑)。だから、消しゴムはんこを彫るのは、すごい楽しかったですね。
とみこはん:
和香さん、作業早かったですもんね。なしとげるときのコツがわかってるんだと思います。私は彫るより、押しているほうが、絵ができていくので楽しいんですけど、和香さんは彫り師ですね。
和香:
そうですね。仕事の待ち時間とか、集中できていいかもしれません。でも「和香さんの楽屋、いつも消しゴムカスだらけなんだけど……」とか言われたりして(笑)。
一からデザインをするのは無理だけど、できている図案を彫っていくのは楽しいですね。
とみこはん:
消しゴムはんこは、絵がうまい人でなく、棚を作るのがうまい人のほうが、サクサクできるんですよ。私のところには、お友達に描いてもらった絵を図案にしたり、子どもの絵を図案に持ってくる方もいます。
和香:
自分の絵なんて、子どもも喜んでくれそう! そういうのもいいですね。
〈スタジオ〉
Share Space 築地 ~ichigoen~
撮影/黒澤義教 取材・文/日下淳子
■井上和香さん:
1980年生まれ。女優。2012年、映画監督の飯塚健さんと結婚。2015年7月、第一子となる娘さんを出産。オフィシャルブログ:https://ameblo.jp/inoue-waka