お誕生日に、記念の絵本を

原:
それから、お誕生日やクリスマスに絵本を一冊、と決めておくと、あとでいい記念になりますよ。
「○歳のお誕生日おめでとう」とメッセージを書いておいたり、記念アイテムとしてもおもちゃより場所をとらないですし。
お誕生日の絵本はすごく多くて、たとえば「ももんちゃん」シリーズにも『おめでとうのももんちゃん』というポップアップ絵本が。

和香:
あ、かわいいー。これ、いいですね!

原:
ももんちゃんが好きなお子さんなら、きっと喜びますよね。

和香:
ももんちゃん、ほんとにリズムがいいですよね。
ああ、かわいいー。
ポップアップでみんながページから出てくるっていうのが、またいいですね。
いや、これは楽しい。
もう、娘が見たら興奮して破きそう。
(最後のページを見て)あ、ケーキ、すごーい!

原:
お子さんの名前が書けるカードがついているんですよ。

和香:
これは興奮します!
ケーキが大好きだから、見るたびにケーキをねだられそう(笑)。

原:
他にもこちら、『しろくまちゃんのほっとけーき』で有名な、こぐまちゃんシリーズの『おたんじょうびおめでとう』は、3歳のお誕生日の話です。

和香:
(中を見ながら)「さあ、ぷれぜんとあけましょう」……わあー、すごーい。
これ、絶対好きですね。
3歳のお誕生日ということは、今年使えますね。

原:
ぜひぜひ。
『おたんじょうびケーキ』は、5歳の女の子のお誕生日の話ですね。

和香:
(中を読んで)「そんなのうそだあ」って、やっぱり5歳になるとこんなこと言うんですね。
また絵が素敵ですね、柔らかい感じの。
……わあ、すごい。
こういう冒険物、自分が読んでわくわくしたの覚えてます。
5歳のときに、買います。

原:
『ピヨピヨハッピーバースデー』は、大人は読むところが少なくて、でも子どもは絵の中のすみずみまでしっかり見てくれる、大人にはありがたい絵本です。

和香:
この中のケーキも良心的なお値段、いいですね。
この子ダダこねてる、かわいい(笑)。
どんぶりプリン、わあー、おっきーい。いいなあ。
こんなにお誕生日の絵本があるなんて、知らなかった。

原:
それから、ピーマン村シリーズの『きょうはたんじょうび』。
もう少し大きくなって、園での生活を主体的に過ごせるようになると、このシリーズは楽しいですよ。

和香:
それくらいになると、もう自分で読めるんでしょうか。

原:
そうですね。でも、自分で読めるようになってからも、ママやパパが自分のために本を読んでくれている、そのことがうれしいみたいですよ。

和香:
そうか、そういうことですね。親子で時間を共有している。

原:
そうなんです。何を読むかよりも、絵本を囲んで親子で楽しく過ごせればそれが一番です。

絵本選びが楽になりました

原:
今日はいろんな絵本をご紹介しましたが、いかがでしたか。

和香:
はい、絵本の世界が広がりました。
何をどう選ぶかというよりは、親と子どもの時間の方が大切で、そこで子どもが楽しめるものを一緒に選べたりするのが一番いいんだな、って。
これを教えたいからこれ、というより、一緒に楽しめるものだったら何でもいいのかなって。
自分ですごい凝り固まってたんですよね、「何歳の頃に何を読ませなきゃいけないか」とか、重く考えていたところがあって。
娘はストーリー性のありそうな絵本を手に取ることが多くて、「いやまだ早いから」って買わなかったんですけど、興味があるものは読ませたいな、という気持ちになれて、これからの絵本選びが楽になりました。

原:
大人の好みに合わなくても、お子さんが「これ」と言ったらなるべく尊重してあげて、お子さんが「私が選んだ私の本」という気持ちが持てると、本と一層なかよしになれますよ。

和香:
今日は、私が絵本をたくさん楽しませてもらいました。
ありがとうございました。

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