2019年10月9日

バタバタな朝も「一わん朝ごはん」に救われています【我が家のごはん日記/宇藤えみさんちの食卓・1】

忙しいママにとって、日々の家事の中で悩ましいのがごはんのこと。適度に手を抜きたいけれど、家族には栄養のあるものをバランスよく食べてもらいたい。では、食にかかわるお仕事をしているママたちは、家族のごはんをどうしているの? 

今回から、ファッションスタイリスト・フードスタイリストで2歳の男の子ママである宇藤えみさんの連載がはじまります。ファッションスタイリストとして多忙な日々を送っていたころから、食への関心が高く、妊娠・出産を機に食の仕事をスタートしたという宇藤さん。プライベートでも、旬の食材をたくさん使った彩り豊かな食卓がインスタで話題。日々の食事で心がけていることなどをうかがいます。

宇藤えみさんちの食卓 #week1

はじめまして。宇藤えみと申します。ファッションスタイリスト・フードスタイリストをしています。2歳8カ月の息子の母です。

仕事と子育てをしながらのごはん作りは、毎日丁寧にともいかず……。いつの日か、完璧! ではなく、どれだけ上手く手抜きができるかを目指すようになったかもしれません。今も手探りの毎日です。

ただ自信をもって言えるのは、手をかけるのではなく気持ちをかけてごはんを作っていること。こちらの連載では、よく質問される「朝ごはん」を中心にご紹介していきたいと思います。

我が家の朝ごはんは、いつからか飯碗と汁椀で完結する「一わん朝ごはん」。前日の残り物やちょっとした常備菜を使うので、簡単で美味しく、そして洗い物が少ない!! バタバタな朝も「一わん朝ごはん」に救われています。

<月曜日・朝>

ほうれん草の胡麻和え。玉ねぎとなめこのお味噌汁。

休み明けで余裕のある朝は具だくさんの親子ごはん。前日の晩ごはんのさんまのポーポー焼きを多めに作っておいたので、朝ごはんにも。ポーポー焼きは、さんまを3枚におろして擦り(叩き)、生姜、長ねぎ、味噌を加えたものを丸めて焼く、福島の郷土料理。最近気に入っています。

しっかり味をつけて保存する「作り置き」はあまりせず、お洋服の着まわしアイテムのように、いろんな料理で使いまわしのきく「常備菜」とだし汁を1週間分、週の最初に作ります。

今週の常備菜とだし汁は、蒸したさつま芋と豆、人参のだし汁和え、いりこと昆布のだし汁。

<火曜日・朝>

愛媛のじぃじが釣った鯵が届きました。新鮮なので何もしなくても焼くだけで美味しい! 息子はじぃじのおかげで目ん玉まで食べるくらいお魚が大好きです。常備菜のさつま芋をお味噌汁に。

<水曜日・朝>

昨日、晩ごはんのカレーを食べながら「明日の朝もカレーね!」と息子。約束した朝カレーのおかげで卵とほうれん草を焼いただけの朝ごはん。

母はコーヒーを飲む余裕がありラッキ〜!

<木曜日・朝>

前日の残りものの鮭ともやし炒め。納豆にすりおろし人参。らっきょう漬け。わかめのお味噌汁。

前日の残り物に少し手を加えるだけの時短料理が得意になりました。

<金曜日・朝>

撮影が続き、忙しかった今週。今日も朝からヘトヘト。そんな時に頼っているのはお味噌汁をごはんにぶっかける「ねこまんま」。これこそ究極の時短朝ごはん。ぶっかけるだけですが、簡単だからこそ信号カラー「赤・黄・緑」を意識して、彩り豊かな食卓になるようにしています。今日は漬物がわりの胡瓜の梅和えと人参で彩りをプラス。

母がこの味にホッとしている横で「他には何のごはんが出てくる〜?」と息子(笑)

「明日はお休みだからいっぱい作るね! 何食べたい?」
「パンケーキ食べたい、パンケーキ食べたい♪」

明日はパンケーキを作るねと約束をした金曜日の朝でした。

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宇藤えみ
ファッション/フードスタイリスト。1児の母。妊娠・出産を機に“食”に関する活動も多く、食卓の大切さをレシピ開発やブランディングなどを通じて発信中。日本の文化、四季の彩を感じる伝統色を大切にした世界観を造り上げるのが得意。季節を感じられる「朝ごはん会」も不定期で開催中。
instagram @emiuto
blog 『日々の暮らしを彩るモノ』 https://emiuto.amebaownd.com/posts/6877703

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