0歳の育児のお悩みに、読み聞かせたいおすすめ絵本【年齢別・こんなときには、こんな絵本！・1】
子育ては一日中悩みがつきもの。
そこで、読者ママたちから寄せられたお悩みにお答えする絵本をご紹介。今回は0歳からでも楽しめる絵本をピックアップしました。
絵本のプロが太鼓判を押す、厳選リストです！
おなやみ1
ごはんを食べてくれません。
まずは遊びの感覚で、「食べる楽しさ」を一緒に味わいましょう。
大好きなおさじさん、よろしくね
『おさじさん』
松谷みよ子／文 東光寺啓／絵 童心社 本体770円
ほんわか優しいおさじさんが、おかゆをお口に運びます。なかなか食べてくれないときも、おさじさんが「ポッポー」と来てくれたら、思わず「アアーン」とお口が開きます♪
何度もパタパタ楽しいしかけ
『いただきますあそび』
きむらゆういち／作・絵 偕成社 本体748円
ミルクにサンドイッチにりんご……ミケやコロと一緒に「いただきま～す」でぱくり！ 食べる楽しさと満腹のいい気持ちをたくさん味わって、ごはんのときにもマネしてみて。
おなやみ2
ひとりでお着替えができません。
体が思わず動く、かけ声やリズムが心地いい作品で、自然な誘導を。
出てくる喜びがあふれます
『おててがでたよ』
林明子／作 福音館書店 本体880円
おてて、あたま、おかお……と順番に服の中から“出てくる”ことがとっても楽しくて、お着替えのときも「おててはどこかな？」と声をかけてあげると、試してみたくなるはず。
脱ぐときは愉快な呪文で！
『ぽぽんぴ ぽん ぽん』
松竹いね子／文 ささめやゆき／絵
福音館書店 本体880円
みんなのおへそを「ぽぽんぴぽんぽん」と探します。「どーこ」と聞くと、「ここ」と服をめくっておへそを見せてくれます。おへその行列に誘って、ご機嫌な脱ぎ脱ぎタイム♪
おなやみ3
お風呂が嫌いで、入ってもすぐ出たがります。
脱ぐことも、洗うことも、湯船につかることも、全部遊びにしちゃいましょう。
浴室に持って行って読めるんです
『ペネロペ おふろだいすき』
アン・グットマン／文 ゲオルグ・ハレンスレーベン／絵ひがしかずこ／訳 岩崎書店 本体1100円
大好きなペネロペと一緒に湯船にちゃぽん、温まる間に読んでもいいし、絵本を見ている間に子どもの体を洗ってあげてもいいですね。水に浮き、濡れても洗ってもOK。
おでかけには、こんな絵本！
子どもとのおでかけに持って行く絵本は、小さくて軽く、丈夫なのがポイント。『はらぺこあおむし』などおなじみの名作は、コンパクトなボードブック版を選んで買うのも賢い手です。
そしてコドモエの付録絵本も、おでかけの心強い味方。出かける前に表紙を並べて、子どもに「今日はどれにする？」と選んでもらいます。薄くて軽いから、きょうだいみんなの分もまとめてバッグに入れられますね。
子どもが少し大きくなったら、『なぞなぞえほん』もおすすめです。なぞなぞが難しくても心配ご無用！ 大好きなぐりとぐらと仲間たちが、ヒントを出してくれていますよ。
お絵描きが上手になってきたら『おえかきしりとり』をおうちで楽しんでおいて、おでかけのときにはメモ帳と書くものを持って行きましょう。いつでもどこでも「絵しりとり」で盛り上がることができます。うちではパパの絵に毎回大爆笑でした。（井出ひかる JPIC読書アドバイザー）
『ボードブック はらぺこあおむし』
エリック・カール／作もりひさし／訳 偕成社 本体990円
『なぞなぞえほん』セット
中川李枝子／作 山脇百合子／絵 福音館書店 本体2310円（各770円）
『おえかきしりとり』
新井洋行、鈴木のりたけ、高畠那生、よしながこうたく／作 講談社 本体1540円
撮影／岡森大輔 編集協力／井出ひかる（kodomoe2017年4月号掲載 ※この記事は、2017年11月にウェブ掲載されたものを再編集しています）
