2019年5月6日

絵本から児童文学への入り口に。はじめての読み物入門 前編

Step 1
入り口は読み聞かせから

はじめは絵本のように、ママ、パパの読み聞かせから。
一度に読もうとしなくても大丈夫、少しずつ長い文章に慣れていきましょう。

 

 
出版70周年をむかえる名作!
『エルマーのぼうけん』
ルース・スタイルス・ガネット/作
ルース・クリスマン・ガネット/絵
わたなべしげお/訳
福音館書店 本体1200円+税
 
どうぶつ島に囚われの身のりゅうを助けるべく、エルマーはリュックに荷物を詰めて出かけます。ガム、歯ブラシ、リボン、意外な道具でトラやライオンから身をかわすすべは痛快。

 

想像力が生んだ夢のおいも
『おおきな おおきな おいも』
市村久子/原案 赤羽末吉/作・絵
福音館書店 本体1200円+税
 
いもほり遠足が延期なんてつまんないと、子どもたちが紙をつないで描き出した、こーんな大きなおいもの絵。どうやって運ぶ? なにして食べる?  楽しい夢はぐんぐんふくらむ。

 

心をつかんで離さない、闇の中の大冒険
『おしいれのぼうけん』
ふるたたるひ、たばたせいいち/作
童心社 本体1300円+税
 
保育園でお昼寝前に騒いだ罰で、おしいれに入れられたあきらとさとし。そこには恐ろしいねずみばあさんがいるというのですが……。手に汗握る展開で、80ページがあっという間。

 

 
素敵なばけつ、誰のもの?
『もりやまみやこ童話選 1』
もりやまみやこ/作 はたこうしろう/絵
ポプラ社 本体1200円+税
 
丸木橋のたもとで、きつねの子が見つけた黄色いばけつ。1週間たってもそのままだったらぼくのにしようと、毎日いっしょにすごします。「きいろいばけつ」をはじめ全7話収録。

 

紙製なのに、やんちゃなロボット
『ロボット・カミイ』
古田足日/作 堀内誠一/絵
福音館書店 本体1300円+税
 
たけしとようこが作ったダンボールのロボット、カミイ。動き出したら、いばりんぼでいたずらで、そのくせ泣き虫。幼稚園に行っても、砂場で、舞台で、大騒ぎを起こします。

 

 
闇夜で芽生えた不思議な友情
『大型版 あらしのよるにシリーズ1 あらしのよるに』
きむらゆういち/作 あべ弘士/絵
講談社 本体1400円+税
 
真っ暗な嵐の夜に、雨宿りの小屋で一緒になったヤギとオオカミ。お互いの姿が見えない暗闇の中でおしゃべりするうちに意気投合し、相手の正体を知らぬまま、再会を誓います。

 

 
成長の日々の中に息づくファンタジー
『モモちゃんとアカネちゃんの本1 ちいさいモモちゃん』
松谷みよ子/作 菊池貞雄/絵
講談社 本体1100円+税
 
モモちゃんの誕生をお祝いにきた野菜たち、家族の一員になった黒ネコのプー、みんながモモちゃんとおしゃべりできる、幼い日々。第1巻はモモちゃんが3歳になるまでのお話。

【絵本から児童文学への入り口に。はじめての読み物入門 後編】はこちら。

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