2018年9月20日

年齢別 読み聞かせ絵本ガイド 5、6歳・パパママ編

MAMA PAPA
実は「自分のために読む絵本」もありです

 

生命のすばらしさを
すべてのお母さんに

『うみ』
中川ひろたか/文 はたこうしろう/絵 自由国民社 本体1300円+税

来週赤ちゃんを産むお母さん。お母さんのお腹の中には海があって、赤ちゃんはその中でぷかぷかしている。遠い昔、生命が生まれた海。「ぼく」が人間と海のつながりを知った、夏のある日のこと。

 

とても優しい絵本
お母さんもふっと救われます

『あかちゃんがうまれたら なるなる なんに なる?』
スギヤマカナヨ/作
ポプラ社 本体1100円+税

赤ちゃんが生まれると、「わたし」は「おねえちゃん」になります。お母さんは忙しくてたいへんだけど、赤ちゃんの不思議な力にかかって、みんな少しずつきょうだいに、家族になっていきます。

 

空想を見事に描く
切なくて、でも温まる

『おむかえ まだかな』
もとしたいづみ/作 おかだちあき/絵
学研 本体1300円+税

保育園でお母さんのお迎えを待ちながら、かなちゃんはぬいぐるみのくまちゃんとお話しします。ママは今、ケーキを持って、風船で空を飛んでるよ。自分のお子さんの成長と重ねて、心がじんわり。

 

好きっていっぱい言って!
読み聞かせでも人気

『どんなにきみがすきだかあててごらん』
サム・マクブラットニィ/文 アニタ・ジェラーム/絵
小川仁央/訳 
評論社 本体1300円+税

デカウサギとチビウサギは相手のことがどんなに好きかを比べっこ。両手を広げてもデカウサギにかなわないけど、チビウサギの心の中にはとても大きな気持ちがきゅっと詰まっているのです。

 

絵本もいろいろ
美しいしかけ絵本あります

『びっくりいろあそび』
チャック・マーフィー/作・絵 きたむらまさお/訳
大日本絵画 本体1300円+税

絵本のページの色のついた部分を開くと、飛び出してくる生き物たち。赤いヒトデ、真っ青な鳥、紫の蝶、ピンクのフラミンゴ。地球にはこんなにたくさん、カラフルなものたちが住んでいます。

 

ママが好きな絵本を読んで!

 自分が好きな本を読んでいるとき、心が弾みますよね。それが読み聞かせであればきっと、声も弾むでしょう。子どもは、それを感じてくれます。ママやパパが楽しそうに読んでくれれば、読み方より何より、それが一番だと思うのです。だから、まず、ママやパパが好きな絵本と出会えたらと思います。一冊、好きな絵本が見つかったら、同じ作家さんで別の絵本を探してみてください。きっとお気に入りが広がりますよ!
 親も子も大好きな絵本で、笑顔になれたらいいですよね。

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