自己流マッサージはNG!子どもの首こり病はおうちで予防できる?【最新号からちょっと見せ】
毎朝寝起きが悪い、日中もボーッとしてだるそう。子どものそんな様子、実は「首こり」が原因かも? kodomoe8月号では、子どもの「首こり」がもたらす体の不調と予防策を、専門医がレクチャー!
今回は、「『首こり病』はおうちで予防できるの?」から一部をご紹介します。
「首こり病」はおうちで予防できるの?
うつむき姿勢を少なくすることも重要ですが、ゲームの時間を減らすと子どもが嫌がる……。そんなときに役立つ効果的な対策を紹介します!
上向き習慣をつけることで、気分もアップ!
こまめに上を向く習慣をつけることが、何より大切です。顔を上げることで首の後ろの筋肉もしだいに緩み、こりで圧迫されていた自律神経のはたらきが改善。心身の緊張もほぐれて、気分も上向きになります。
タブレットやゲームは
目の高さに固定する
縦に置いて背すじを伸ばす
タブレットやスマホなどは、平置きするのではなく、画面が目の高さに来る位置に、立てて置きます。専用のスタンドを活用するのもおすすめ。イスに背すじを伸ばして座る習慣もつけて。
首をもむなどの
自己流マッサージはNG
強くもみほぐすと筋肉が傷つきます
首の筋肉はとてもデリケート。特に子どもは、骨格も筋肉も未発達な状態です。こっているからと強くもんだり、激しく首を動かしたりすると、筋肉を傷つけてしまうので、やめましょう。
教えてくれたのは
松井孝嘉 先生
まついたかよし/医学博士。脳神経外科専門医。東京脳神経センター理事長。これまで10万人以上の患者の治療を行う。『自律神経が整う 上を向くだけ健康法』(朝日新聞出版)など著書も多数。
イラスト/matsu(kodomoe2022年8月号掲載)