子どもの熱中症予防。今すぐできる5つの対策とは?
子どもの熱中症は、夏はもちろんですが本格的に暑くなる前の梅雨明けの時期が要注意!
ポイントは「家の中の環境」「身に着けるもの」「食べるもの」。3つの方向からアプローチすることで、子どもの熱中症をしっかり予防しましょう!。
日常でできる熱中症予防
対策1:通気性がよく明るい色の衣類を
熱がこもりにくい、皮膚に密着しないサラっとした肌触りの衣類を着せましょう。紫外線(熱)を吸収しやすい紺や黒などは避け、明るい色を選ぶとベストです。
対策2:食生活を整えて免疫力アップ
疲れがたまっていたり体力が落ちていると、暑さにやられやすいもの。野菜や果物などをしっかり摂ってビタミンやミネラルを補給し、日ごろから体力と免疫力を高めておきましょう。
対策3:子どもをよく観察しましょう
子どもの体調変化は急激。また自分で不調をうまく伝えられないため、小まめに様子見を。冷房をつけた車の中でも熱中症の危険はあるので、定期的に休憩して子どもの様子を確認。
対策4:家の中の空気の流れをよくしましょう
気密性の高い住宅は冷房をつけていても熱気が上の方に溜まりがち。また空気が停滞していると汗が蒸発しにくく、体温が下がらないので、空気を循環させることが大切。
対策5:クールダウンアイテムを上手に活用
首の後ろや背中など、暑くなりやすい部分に冷却アイテムを当てておき、体温の上がり過ぎを防止。水で濡らすだけで使えるものなら、外出の際の携帯にも便利。
宮野孝一先生
東京都・葛西にある「みやのこどもクリニック」院長。小児科医。小児疾患やアレルギーに詳しく、クリニックでの診療のほか、育児関連の著書や本の監修のなども行う。
イラスト/macco(kodomoe2014年8月号掲載 ※2020年7月ウェブ掲載のため再編集しています)
こちらも読んで!
「子どもの熱中症は梅雨明けに要注意! 夏が来る前から危険な理由とは?」