親子で笑顔に!「怒りの感情」を知る3つのトレーニング
2020年7月9日

親子で笑顔に!「怒りの感情」を知る3つのトレーニング

親子でやれば、お互いが笑顔になる「怒りの感情」を知るトレーニングとは?
大人だけでなく、子どもも一緒にアンガーマネジメントに挑戦です。まずは、怒りに隠れたいろいろな気持ち=第一次感情に気づくレッスンからスタートしましょう。

Training 1
「怒りってどんな色? 形?」絵を描いてみよう!

まず、自分が感じている怒りを想像してみます。大きさは? 色は? 形はギザギザ? ぐじゃぐじゃ? 次はそれを絵に描いてみましょう。自分の怒りを客観視でき、心の解放にもなります。描き終えたら「イライラ、さようなら」と丸めてゴミ箱にポイ。もし怒りすぎてパニック状態なら、無理せずに少し落ち着いてから行うのがベター。絵の代わりに色粘土でも、立体的でおもしろい表現ができます。

親子で笑顔に!「怒りの感情」を知る3つのトレーニングの画像1用意するもの
・紙
・クレヨンや色鉛筆

Training 2
「怒りよしぼめ~!」バルーンパペット

ゴム風船を用意し、「イライラを風船に入れちゃおう」とふくらませます。深呼吸のエクササイズになり、クールダウンもできるので一石二鳥。風船の口を結び、マジックで今の自分の気持ちの顔を描いたら、自由に遊びましょう。遊び終えたら風船に小さな穴を開け、「怒りは小さくして、さようなら」と少しずつ空気を抜いていきます。怒っていた風船の顔がしぼむと同時に、怒りの気持ちも自然と鎮まっていくはず。

親子で笑顔に!「怒りの感情」を知る3つのトレーニングの画像2用意するもの
・ゴム風船
・油性ペン

Training 3
「本当の気持ちはどれ?」いろんな顔の絵から探してみよう

まだ言葉のつたない子どもが気持ちを伝えるための、気持ち探しゲーム。怒っている子に寄り添い、「怒ってるけど、悔しかったのかな? 困ったのかな?」「泣いてるね、悲しかったんだね」と気持ちを代弁し、表情の絵を描いてみます。怒りに隠れた第一次感情に気づけると、自分の気持ちが伝えられるように。怒りのレベルを「あれ、赤信号だね」「今は黄色かな?」と信号の色で表すのもおすすめ。

親子で笑顔に!「怒りの感情」を知る3つのトレーニングの画像3用意するもの
・紙
・クレヨンや色鉛筆

 

体を動かすのも楽しい!
体をほぐすと心もほぐれる 親子で「怒らない体操」

親子で笑顔に!「怒りの感情」を知る3つのトレーニングの画像4

一般社団法人日本アンガーマネジメント協会が、ウォーキングドクター・デューク更家さんと考案した「怒らない体操」は、体操と呼吸で怒りを解放する新しいメソッド。ウォーキングをべースに「デトックスウォーク」「ポン・シュ」など8つの楽しい動きで構成した「身体を動かすアンガーマネジメント」です。YouTubeの“「アンガーマネジメント×怒らない体操」キッズバージョン”で検索!

 

自分の本当の気持ちを大事にできるように

「うちの子どもの怒り方、自分にそっくり!」と思うことはありませんか?
「子どもは感情表現を身近な大人から学びます。親が怒ってばかりだと子どもも同じようにまねをします。逆に、親が怒りを使わなくてもいろんな気持ちを伝えられるようになれば、子どももおのずとそうなります。家庭はコミュニケーションの基本が作られる場所。気持ちを大事にすることは、自分自身や周囲の人を大事にすることにもつながります。怒りを上手に感情表現できるようになると、親子とも楽になりますよ」(小尻さん)

 

親子で笑顔に!「怒りの感情」を知る3つのトレーニングの画像5教えてくれたのは
小尻美奈さん
こじりみな/一般社団法人日本アンガーマネジメント協会 アンガーマネジメントトレーニングプロフェッショナル。元幼稚園教諭、保育士。著書に『ママのアンガーマネジメント』(長縄史子、篠真希/共著 合同出版)。

協力/一般社団法人日本アンガーマネジメント協会 イラスト/オガワナホ 編集協力/原陽子

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