フルーツで作る海の生き物。お菓子づくりだって実験だ!自由研究スイーツ♪【最新号からちょっと見せ】
ふだん何気なく食べているお菓子も「なぜこんな色?」「なぜこんな食感?」って考えたことはありませんか?
kodomoe8月号では「お菓子づくりだって実験だ! 自由研究スイーツ」と題して、自由研究のテーマになりそうなスイーツをご紹介しています。kodomoe webではその中から「海の寒天」をご紹介。楽しく作りながらその謎を解明しちゃいましょう。
海の寒天
フルーツで海の生き物を作ってみよう
材料 (16.5×20cmのバット1枚分)
粉寒天…小さじ1/2(2g)
砂糖…30g
レモンの搾り汁…小さじ1
かき氷シロップ(ブルーハワイ)…小さじ1/2
<生き物>
チェリー(缶詰)、すいか、キウイ、黄桃(缶詰)、バナナ、セルフィーユなど…各適量
下準備
バットの内側を水で濡らしておく。
作り方
1. 生き物の形を作る。好みの食材をそれぞれに見立てて型抜きしたり、包丁で形を整えたりし、バットにバランスよく並べる。
2. 小鍋に水250mLを入れ、粉寒天を振り入れ、中火にかける。かき混ぜながら加熱し、沸いたら火を弱め、約2分煮て火からおろす。砂糖を加えて溶かし、レモン汁、かき氷シロップを加えて混ぜる。
3. 1に2をそっと流し入れ、かき氷シロップの原液(分量外)をところどころに落として濃淡をつける。そのまま固まるまで室温に置く。固まったら冷蔵室で冷やす。
寒天は、ゼラチンと違って85度以上にならないと溶けないので火にかける必要があるよ。寒天とゼラチンの違いを調べてみるのも楽しいね。
どんな果物を使うと、魚みたいに見えるかな? 色々試してみてね。チェリーを開いて種を除いてから切れ目を入れるとタコみたいになるよ。
寒天液を勢いよく注ぐとせっかく並べた果物が動いてしまうので、すいかなど平らなものにつたわせるようにして静かに注ごう。
研究POINT
バットを水槽に見立てて、色々な海の生き物を浮かべてみよう。寒天は常温で固まる性質があるので、かき氷シロップを加えて色に濃淡を付ける際は必ず寒天が熱いうちに。
教えてくれたのは
八木佳奈さん
やぎかな/フードスタイリスト。書籍や雑誌でスタイリストとして活躍するほか、自身でも料理制作を手掛ける。著書に『バムとケロのおいしい絵本』(島田ゆか/監修 文溪堂)など。
撮影/田村昌裕 スタイリング/河野亜紀(kodomoe2021年8月号掲載)