大人も子どもも好きな人が多いカレー！　大きいお肉がごろんと入ったものや野菜たっぷりな見た目など、家庭によってさまざまです。料理家の瀬戸口しおりさんのお宅で人気の、おうちカレーを教えてもらいました。あまったカレーで作るアレンジ料理も参考に♪

瀬戸口しおりさん直伝
根菜のシャキっとした食感が心地よいアクセント
根菜キーマカレー

材料（4人分）

豚ひき肉…500g
にんじん…1／2本（100g）
玉ねぎ…1／4個
赤かぶ（なければかぶや大根）…1／2個（100g）
ごぼう…1／2本（100g）
れんこん…小1節（100g）
アーモンド…30g
バター…30g
しょうが（粗みじん切り）、にんにく（粗みじん切り）…各1片分
塩…小さじ1
カレーフレーク…大さじ6
トマト水煮缶（市販）…1／2缶（約200g）
ウスターソース…大さじ1
醤油…大さじ1／2
ごはん…適量
ベビーリーフ…適量

作り方

1　にんじん、玉ねぎは皮をむいて粗みじん切りにする。赤かぶは粗みじん切りにする。ごぼうとれんこんは4等分に切って水に３分ほどさらし、キッチンペーパーで水けをふいて粗みじん切りにする。アーモンドは軽く炒ってから粗めに刻んでおく。
2　厚手の鍋にバターを入れて中火にかけ、バターが溶けてきたら、しょうが、にんにくを入れる。香りが立ってきたら、玉ねぎを加えて炒める。少し茶色になったら豚ひき肉を加えさらに炒める。肉の色が変わってきたら、にんじん、ごぼう、れんこん、赤かぶ、塩を加えて炒める。
3　野菜の色が透き通ってきたら、カレーフレーク、トマト水煮缶を加え水けを飛ばすように煮る。水分がなくなってきたらウスターソース、醤油を加えさらに煮る。皿にごはんを盛り、カレーをかけベビーリーフをのせ、アーモンドをかける。

こだわりPOINT!

普段は好んで食べない野菜も、カレーに入れると食べてくれるので、野菜をたっぷり入れて栄養満点に。たっぷり作って半分は冷凍保存しておくと、忙しいときに重宝します。

あまったカレーでアレンジ

ホットサンド

材料と作り方（1人分）
食パン1枚に根菜キーマカレー100gを等分に全体にのせる。トマト（1cm幅の輪切り）1枚とピザ用チーズ30gをそれぞれ等分にのせてもう1枚の食パンを重ねて、ホットサンド機に入れて中弱火にかけて両表面がこんがりきつね色になるまで焼く。

春巻き

材料と作り方（4人分）
1　ゆで卵1個はくし形に4等分に切る。薄力粉小さじ1は同量の水で溶いておく。
2　春巻きの皮4枚を広げ、根菜キーマカレー50gとゆで卵を真ん中より手前にのせて手前からひと巻きして、両端の皮を内側に折り込み、端までくるくると巻き、巻き終わりの端に薄力粉を塗って留める。
3　揚げ油適量を170℃に熱し、春巻きがきつね色になるまで揚げる。

カレーコロッケ

材料と作り方（8個分）
1 　じゃがいも3個（約400g）は皮つきのまま、30分ほど蒸す（ゆでても可）。熱いうちに皮をむいてボウルに入れ、すりこぎなどでなめらかになるまでつぶして、塩小さじ1／3とココナッツミルクパウダー大さじ4を加え混ぜる。
2　1に根菜キーマカレー200gを入れて全体を混ぜて、8等分に分けて丸型に成形して、薄力粉30gを全体にまぶす。
3　卵1個をボウルに割り入れて水大さじ1／2を加えたものに2を浸して、パン粉50gをまぶす。揚げ油適量を180℃に熱し、衣がきつね色になるまで揚げる。

教えてくれたのは
瀬戸口しおりさん
せとぐちしおり／部活動にいそしむ息子さんの胃袋を満足させるため、ボリューム満点ごはんを作る日々。著書に『私の手料理』など多数。

撮影／寺澤太郎（kodomoe2017年4月号掲載　※この記事は、2018年1月にウェブ掲載されたものを再編集しています）