子ども同士のけんかにどうかかわる?お友達トラブルを専門家がレクチャー【子どものお友達トラブルSOS Vol.4】
2021年5月16日

子ども同士のけんかにどうかかわる?お友達トラブルを専門家がレクチャー【子どものお友達トラブルSOS Vol.4】

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子どものお友達トラブルの悩みに専門家が答える後編。「相手に合わせられない」「友達との月齢の差が気になる」など、具体的なトラブル例に対する解決策を、ふたりの専門家がレクチャーしてくれます!

CASE1~5はこちら

こんなときどうする?
お友達トラブル解決法

kodomoeママに、わが子のお友達関係の悩みを聞きました! 心が軽くなる解決策を、2人の専門家が指南します。

CASE 6

大人数に合わせて遊ぶことが苦手で、いつも気の合う1~2人とばかり遊びたがります。 でも相手に合わせられず、自分の提案が受け入れられないとしつこく誘ったり、すねてしまったり。ぐうさん/6歳男の子ママ)
A 気の合う子と遊びたいのはわがままとは違います
●「感性の合う子と遊ぶほうが楽しいのは当然。それ自体はわがままではなく、普通のことですよ。自分の思いだけではなく、相手を受け入れられるような助言をママがしてあげるといいですね」(井桁先生)
●「自分の意見が通らないという経験をすることは大事です。徐々に自分の感情をコントロールしたり、折り合いがつけられるようになっていきますよ」(立石さん)

CASE 7

2月生まれの息子は、4月生まれの子とできることに差があります。この前、はしがうまく使えずにばかにされてしまい、落ち込んでいました。なんと声をかけてあげればいい? (こうとママさん/4歳男の子ママ)
A ママ自身が比べる気持ちを持たないようにして
子ども同士のけんかにどうかかわる?お友達トラブルを専門家がレクチャー【子どものお友達トラブルSOS Vol.4】の画像1●「まず、親が子どもを『かわいそう』と思うと、子ども自身が『ぼくはかわいそうなんだ』と思ってしまいます。落ち込むことは悪い経験ではありません。それを機に『がんばろう』となることもあります。他の子と比べるのではなく、その子自身の以前と比べて『前よりスプーンが上手になったね』など、はげましてあげて」(立石さん)

CASE 8

お友達とけんかになってしまうと、仲直りできなくてヘソを曲げてしまいます。 なかなか素直になれず、相手にも気を遣わせてしまって申し訳ない。ひなおとママさん/5歳女の子、2歳男の子ママ)
A 本人に相手の気持ちを気づかせてあげて
子ども同士のけんかにどうかかわる?お友達トラブルを専門家がレクチャー【子どものお友達トラブルSOS Vol.4】の画像2●「相手の子にも、そのママにも悪いという気持ちは分かります。ですが、子どもに『謝りなさい』と強要はしないで。その場を平和に終わらせるよりも、子ども自身に考えさせることで社会性が身に付きます」(立石さん)
●「少し時間を置き、子どもが冷静になってから『あれでよかったのかな?』と問いかけてみましょう。短気やいこじといった気質はすぐには変わりませんが、子どもが自分で折り合いを付けられるようになるまで、くり返し問いかけて」(井桁先生)

CASE 9

息子がお友達にパンチをされるときがあります。息子も私もその子に「やめて」と言いますが、直りません。多少やり返したほうがいいのでしょうか?はるちんさん/4歳男の子ママ)
A まず逃げよう! その後ハッキリNOを
●「相手の子がストレス解消でやっているなら、まず逃げるようにお子さんに話してください。それでもやめなければママから『やめてね』とハッキリ言いましょう。できればその後は相手を避けるのではなく、『パンチしたいのなら、この袋を一緒にパンチしようか!』などと誘ってみてください」(井桁先生)
●「息子さんの意志でやり返すのならともかく、ママが『やり返しなさい』とけしかけるのはNG。相手のママとある程度親しければ、直接話してみるのがベスト」(立石さん)

CASE 10

5月生まれでしっかり者の娘は、常にお友達に指図して独善的な態度をとってしまいます。「お友達に上下はない」と何度も説明してしますが、なかなか直りません。みねこさん/5歳女の子ママ)
A 想像力が豊かな証拠! 少しずつアドバイスを
子ども同士のけんかにどうかかわる?お友達トラブルを専門家がレクチャー【子どものお友達トラブルSOS Vol.4】の画像3●「月齢が高い子にはよくありますが、自分よりも小さな子がのんびりしているのが歯がゆいのでしょう。想像力も豊かなので、その先にすべきことがすぐ浮かぶのです。その想像力があるのですから、指示するのではなく、『こんな風に言う方が嬉しいんじゃない?』と、本人に気づかせてあげましょう」(井桁先生)

わが子が“される側”になったときは……

まずは子どもに共感してから相手にも寄り添う姿勢を
「わが子が痛い思いをしたり嫌がっている場合は、まず共感してあげましょう。『痛かったね』『いやだったね』と言葉をかけ、寄り添ってあげてください。その上で、相手の子を批判するのではなく『あなたのおもちゃがよほど素敵に見えたんだね』などと、相手の子にも共感してあげる姿勢を。
子ども同士のやりとりの中で起こるトラブルは、どちらが悪い・悪くないとハッキリしない場合も多いもの。〇か×の二択ではなく、いろいろな考え方、やり取りを経て、柔軟な思考を身に付けられるように促したいですね」(井桁先生) 子ども同士のけんかにどうかかわる?お友達トラブルを専門家がレクチャー【子どものお友達トラブルSOS Vol.4】の画像4

答えてくれたのは
井桁容子先生
いげたようこ/NHK Eテレ「すくすく子育て」に出演するなど、子育てと保育に関するエキスパート。育児に関する著書も多数。
立石美津子さん
たていしみつこ/20年間学習塾を経営。現在は著者・講演家として活動。自閉症児の母。『1人でできる子に育つテキトー母さんのすすめ』(日本実業出版社)など著書多数。

イラスト/柴田ケイコ(kodomoe 2017年4月号掲載 ※この記事は、2017年10月にウェブ掲載されたものを再編集しています) 

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