これから働きに出るママたちへ【菊田まりこの子ども是好日・15】
子どもが、その家族だけでなく、たくさんの人の力に支えられて
育てられること。それは、とても自然なことだと、個人的に思います。
群れをなす動物の多くも、みんなで子どもを守る。ときには、命がけで。
それって、本能だよね。「子ども」はそれに値する、共通の宝物ってこと。
人間社会では、時代とともに、働くママが増え、子どもを預かる施設も増えたけど、まずは
「子どもはみんなの宝物」という想いを共有できる世の中であってほしい。
ママたちが安心して「ママ」と「自分」を両立していけますように。
菊田まりこ
きくたまりこ/絵本作家。絵本『いつでも会える』でボローニャ国際児童図書展で、ボローニャ児童賞・特別賞を受賞。絵本に『ゆきの日』(白泉社)『ひとつぼし』(学研プラス)『月のしずく』(WAVE出版)、育児エッセイに『だっこしておんぶして』『君へのてがみ』(角川文庫)、翻訳を手がけた絵本『わたしのそばできいていて』『おばあちゃんのおくりもの』(WAVE出版)など。
http://kikutamariko.jp