漫画家の槻宮 杏さんの息子くんは、卵・乳・小麦の３大アレルギー持ち。毎日の食事から園生活までいろいろ大変!? 意外と知らないアレルギーっ子ライフをお届け。今回は前回の負荷試験の続きから。前編はこちら。

みなさまこんにちは。槻宮 杏です。

まだまだ油断ならない日々をお過ごしかと思います。
平時でも何かと大変なアレルギーっ子生活ですので、このような中では不安になることも多いですね。うちの子も私も喘息がありますのでより注意して過ごしています。
みなさまもどうかご安全に。早く日常が取り戻せますように。

さて今回は前回のつづきです。そう、喘息です。
食物アレルギーの食物経口負荷試験にてアナフィラキシーが起こり、病院を移ってからはじめての診察でまずしたのが、

「ぜん息コントロールテストセット（JPAC）」
６か月～４歳未満用 https://www.erca.go.jp/yobou/pamphlet/form/00/pdf/sheet_infant.pdf
４歳～１５歳用 https://www.erca.go.jp/yobou/pamphlet/form/00/pdf/sheet_child.pdf

というものでした。
食物アレルギーの治療でまず喘息とはどういうことなのでしょうか。

以前のアナフィラキシーもあってか、小麦は本当に少ない量からでした。
どれくらい少ないかというと、このくらい。

うどん0.01ｇ（まんなかにかすかにあるやつ）

うどん0.03ｇ（違いが分からないかもしれないですがちょっと増えてるんです）

さて次回は、アレルギーっ子がアレルギー対応生活をするにあたってぶちあたる心の問題について、「心を守るということ」を取り上げていきたいと思います。

〇参考資料〇

?「ぜん息コントロールテストセット（JPAC）」（環境再生保全機構）
６か月～４歳未満用 https://www.erca.go.jp/yobou/pamphlet/form/00/pdf/sheet_infant.pdf
４歳～１５歳用 https://www.erca.go.jp/yobou/pamphlet/form/00/pdf/sheet_child.pdf

定期的に行って喘息のコントロール状態を把握することが肝心です。コントロールが十分ではないという結果が出たら、環境の見直しをしたり、お医者様に薬や治療計画の見直しをご相談してみましょう。

?「食物経口負荷試験 実施施設一覧」
https://www.foodallergy.jp/ofc/

病院選びはとても重要です。通院環境に合った、なるべく症例数の多い病院を選ぶのがとりあえずの基本かと思います。

?食事の用意が増えている状況ですので献立の参考に

＊「食物アレルギーの子どものためのレシピ集」（環境再生保全機構）
https://www.erca.go.jp/yobou/zensoku/allergy/recipe/index.html

＊「食物アレルギー配慮レシピ」（日本ハム 食物アレルギーねっと）
https://www.food-allergy.jp/projectA/recipe/

槻宮 杏
つきみや あん／北海道札幌市出身。漫画家。少女漫画誌「LaLa」（白泉社）でデビュー。自身もアレルギーマーチサバイバー(食物アレルギー・アトピー・喘息もち）。現在、夫と息子との3人暮らし。代表作に『楽園ルウト』全８巻、『てっぺん！』全2巻（共に白泉社／電書配信中）。

Twitter：@tsukimiyaanne
HP：http://annenotelet.blog134.fc2.com/