
ドイツの年末年始の定番。世界中に似たレシピがあって、手軽で美味しく栄養満点な、家庭料理の原点といえば…?【タベコト in Berlin・115】
ベルリン在住で6人の子どものお母さん。モデルとして活躍する傍ら「台所から子育て、暮らしを豊かに」をコンセプトに、オンライン講座とウェブサイトを主宰している日登美さんによる、「食」からはじまるエッセイです。
年末年始は一鍋料理
新しい年になりました。みなさまどんなお正月をお過ごしだったでしょうか?
ドイツではクリスマスが日本で言うお正月なんです。誰もが家族で集い、教会に行き、寒く真っ暗な中で生まれてきたイエス・キリストを想い、真冬の中にも新たな命の誕生という希望の光を見い出すように、自分自身の心のなかにも温かな希望の光を見出す時! という。
なので、外は冬まっただ中なのになんだかほっこり心が温まり、そして新年をむかえるように身が引き締まる。そのクリスマスの時期は年をまたいで新年過ぎまで続き今に至ります。

みんなが集まる食卓にはいつも大きいお鍋がドーンとテーブルに。アイントプフって普段使いにも特別な日にも大活躍です!
この時期の我が家の食卓といえばアイントプフと呼ばれる一鍋料理! まぁ日本でいう鍋物的な? とにかく野菜やお豆、肉などいろんな具を入れて一つの鍋でぐつぐつ煮込む、具沢山スープのようなものです。

年末年始我が家はボルシチが定番。スープやひと鍋料理って作り置きできるから便利です。
とりあえず、一つの鍋であればなんでもいい!(笑) いろいろ入れて煮込めばいい! これさえ食べれば野菜もタンパク質も摂れて栄養満点! という、なんとも優れた料理であります。考えてみれば、日本のおでんやけんちん汁もそうですし、ロシアのボルシチにイタリアのミネストローネ、フランスのシチューにインドのカレーだって、アイントプフ(一鍋)ですよね。一鍋で完結する料理って世界共通なのかもしれない。
家庭料理って実はこんなふうに、もともとそんな複雑なものでなくてよくて、時短で、手軽で、手間暇かけずだけど美味しく栄養満点なものなのかもしれませんね。そう思うと料理が苦痛じゃない! ご飯って日々のことだもの、無理しなくていいんだ! そんな家庭料理の原点を思い出させてくれる。それがアイントプフ!(笑)

ドイツのクリスマスからお正月ってこんな雰囲気。家族や仲間と集う日々。外は寒いけど温かい人の輪を感じるっていいですね。

お正月は、黒豆だけは煮る。あとは適当にあるものだけで、くらいの気軽さがちょうどいい海外のお節で迎える新年です。
というわけで、今年も気軽に美味しく、健康的に! 家庭料理を紡いでいきたいと思う次第でございます。
どうぞみなさまも健やかに素晴らしい1年でありますように。今年もどうぞよろしくお願いいたします!

日登美/ひとみ
3男3女6児の母。10代よりファッションモデルとして雑誌、広告等で活躍。その後自身の子育てから学んだ、シュタイナー教育、マクロビオティック、ヨガなどを取り入れた自然な暮らしと子育てを提案した書籍、レシピ本など多数出版。現在はモデルとして活躍する傍ら、オーガニック、ナチュラル、ヘルシーをモットーに、食、暮らしと子育てのワークショップ、オンライン講座などを行う。
台所から子育て、暮らしを豊かに。「Mitte(ミッテ)」
instagram / @hitomihigashi_b
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