2025年1月11日

ついに、元旦のおせち料理をやめました。お雑煮を「素敵なブランチ」にして、わかったのは…【日登美のタベコト in Berlin・90】

 ベルリン在住で6人の子どものお母さん。モデルとして活躍する傍ら「台所から子育て、暮らしを豊かに」をコンセプトに、オンライン講座とウェブサイトを主宰している日登美さんによる、「食」からはじまるエッセイです。

我が家のお正月

あけましておめでとうございます。
みなさんはどんな新年をお迎えになったでしょうか?

クリスマスが終わったら腑抜けのようになってしまうヨーロッパの年末。年明けは盛大な花火があちこちで鳴り響き、というよりまるであちこちで爆発事故が起こっているかのように大騒ぎなので、粛々とした様子はなく、元旦からやらかしている感満載のベルリンの正月。

そんななか、我が家では、クリスマスとお正月をダブルで祝うのは無理がある! という意見が多くなり(主に私により)、おせちは旧暦で祝おうという運動が近年起きておりまして。今年はとうとう本当に、お雑煮と黒豆しかない! という元旦の朝を迎えてみました。

シンプルにお雑煮と黒豆で迎えたお正月の朝。すっきりしてて悪くない。準備も楽。

お雑煮はあると嬉しいお正月。あとは無理しないのが今の我が家流の元旦です。

おせちと比べてしまうと寂しいですが、朝食と思えば豪華。その上、年末から食べ続けた体がホッと楽になる。これは悪くない。正月は餅さえあればいいんじゃない? というわけでお雑煮だけしっかり作り、お正月はちょっと素敵なブランチにしてみた、と言ってしまえば聞こえがいい(笑)。

おせちはなくても書き初めは外せない(笑)。これが、我が家みんなの楽しみだったりして。

完全になくすのも寂しい、けれど全部やるとキツいおせち料理。伝統を守りたい気持ちと暮らしのリズムに合わせたい気持ちの中間地点が、ようやく見つかったような気持ちです。

そんなこんなで今年も我が家の食卓のあれこれ、子育てのあれこれをベルリンよりお届けしてまいります。みなさま本年もどうぞよろしくお願いいたします。

大晦日にはゆっくり時間をかけてたっぷりのお蕎麦をみんなでワイワイ言いながら食べる。終わりよければ全てよし。さて今年はどんな年になるかな。

日登美/ひとみ
3男3女6児の母。10代よりファッションモデルとして雑誌、広告等で活躍。その後自身の子育てから学んだ、シュタイナー教育、マクロビオティック、ヨガなどを取り入れた自然な暮らしと子育てを提案した書籍、レシピ本など多数出版。現在はモデルとして活躍する傍ら、オーガニック、ナチュラル、ヘルシーをモットーに、食、暮らしと子育てのワークショップ、オンライン講座などを行う。 

台所から子育て、暮らしを豊かに。「Mitte(ミッテ)
instagram / @hitomihigashi_b
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