容器には、どかっ!と大量に、1品だけを詰めればいい。ドイツの楽ちんお弁当事情【日登美のタベコト in Berlin・58】
ベルリン在住で6人の子どものお母さん。モデルとして活躍する傍ら「台所から子育て、暮らしを豊かに」をコンセプトに、オンライン講座とウェブサイトを主宰している日登美さんによる、「食」からはじまるエッセイです。
ドイツのお弁当
ドイツではよく学生が自分のお弁当を外で食べている姿を見かけます。もちろん買って食べる人もいますが、コンビニのような24時間いつでもなんでも手に入るような便利なお店もないので、結構な割合で手作りのお弁当を持っているようです。
お弁当というと、色々詰めなきゃいけない気がしますが、こちらでお弁当というと、パスタやペンネを茹でてトマトソースを絡めたものがタッパーいっぱいに詰まっている、とか。サラダにタブリと呼ばれる穀物を砕いて茹でたものを混ぜたものが一杯詰まっているとか、つまり、どかっと大量に1品が詰まっているのが主流。1品で完結。これがスタンダードです。これでいいのです!
ドイツではオールインワン的な食事が好まれ、なんでも一鍋で栄養がとれてしまうような具沢山のものが好まれます。これって料理するのがすごく楽。その上栄養価も確かに高いので、大家族の我が家もこのオールインワンメニューはよく登場します。
気取らずたっぷり食べられて、しかも料理は楽ちん。お弁当だって、どかっと1品詰めればいい! 弁当も普段のご飯もストレスフリーなドイツ式台所でみなさん気楽にいきましょう。
日登美/ひとみ
3男3女6児の母。10代よりファッションモデルとして雑誌、広告等で活躍。その後自身の子育てから学んだ、シュタイナー教育、マクロビオティック、ヨガなどを取り入れた自然な暮らしと子育てを提案した書籍、レシピ本など多数出版。現在はモデルとして活躍する傍ら、オーガニック、ナチュラル、ヘルシーをモットーに、食、暮らしと子育てのワークショップ、オンライン講座などを行う。
台所から子育て、暮らしを豊かに。「Mitte(ミッテ)」
instagram / @hitomihigashi_b
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