安く、楽しく！をモットーに８歳の娘・ふきちゃんとプチプラ生活を楽しむ、イラストレーター杉浦さやかさんの生活のあれこれweb版。今回は、おうちでグリーンを気軽に楽しむコツについて。

　本誌では草花やわが家の小さな庭のことを描きましたが、こちらでは室内の観葉植物のお話。大きな鉢は場所がなくてあまり置けないけれど、小さなグリーンをちょこちょこ飾って楽しんでいます。リビングダイニングは特にみんなが集まる場所なので、いつも緑でいっぱいの、爽やかな場所にしておきたい。部屋に入ってグリーンが目に飛び込んでくると、それだけで落ち着いた気分になります。
　鉢は買うとけっこうな値段がするので、家にあるカゴなどをあれこれ工夫して使っています。ほうろうのポットやカップ、ブリキのミニバケツなどの底に穴を開けて、鉢にするのも楽しい。

　環境や水やりを少し気をつければ、だいたいは順調に育つ観葉植物。もちろん枯らしてしまったことも何度もあり、だいたいは水のあげすぎて根腐れしてしまったか、反対にやり忘れたか、日当たりや風通しなど置いた場所との相性の問題。お店で聞いて、とにかく強い初心者向けの植物を買うようにしています。
　お値段も安いものばかり。100均のポトスの鉢を大きくして立派になったもの、何年も前の花束に入っていたサンデリアーナ（ドラセナ）の葉っぱから根が出て、鉢に植えたものも。長年家にいると愛着がわいて、特別な存在になるものです。

　うちは庭があるので、草とりや枝はらいをしたあとは大量の枝や草花が出ます。全部捨ててしまうのはもったいないので、どさっと大きなガラス瓶にいけて、グリーンとして楽しんでいます。小さい草花も捨てずに、あきびんやミルクピッチャー、いろんな容器にいけて部屋のあちこちに。４月から９月くらいまではぐんぐん伸びまくる植物だらけなので、いつも室内に緑が絶えません。
　庭がない場合は花屋さんで大きな枝ものを買っていけるのがおすすめ。水をきれいに保って根元のぬめりを取り、時々短く切り戻して園芸バサミで十字に切り込みを入れ、水揚げしやすくしてあげると、かなり長いこと楽しめます。

　植物を買うのは、たいてい近場の花屋さん。自分の町と、近隣の町にも何軒かお気に入りがあり、買い物などで遠征した時はいい鉢がないか、覗いて帰ります。月に一度髪を切りに行く隣町の高円寺に好きなお店があって、カットした帰りに寄るのがいつも楽しみ。よそではあまり見ない苗や鉢が並び、お値段もやさしい。名前をメモして、お世話のコツを聞き、自転車のカゴにのせてほくほくと家路につきます。

　私はやったことがないけれど、グリーンが大好きな友人Pちゃんは、オンラインで買ったりもするそう。アーティストである彼女のアトリエは、かっこいいグリーンでいっぱい。鉢もちゃんと素敵なものを揃えていて、やっぱりいいものに入れるとますます映えるなぁ。憧れつつも、わが家のプチプラ&リユースなグリーンたちを愛でる日々です。

SOLSO GREEN MARKET
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杉浦さやか「さやかとふきの親子デート＋ plus」 はプチプラおでかけのヒントがいっぱい。