2021年4月1日

乳歯とお金を交換!?我が家にもトゥースフェアリーがやって来た!【教えて!世界の子育て~オーストラリア~】

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海外ではどんな子育てをしているの? 日本から離れて子育てをするママたちに、海外でのようすを教えてもらう連載「教えて!世界の子育て」。
場所や文化が違うと、子育ては違うのでしょうか? 日本での子育てや生活と、同じことや違うこと。各国からリアルな声を伝えてもらいます。

子育ての中では、さまざまな迷信や言い伝えを耳にします。オーストラリアで子育てをするユウコさんが、オーストラリアでの言い伝えの中で出会ったのは、「トゥースフェアリー」という妖精が来る、乳歯にまつわるお話です。

グラグラまでが
ひと苦労

私たちが暮らすオーストラリア・ブリスベンは、暑~い夏から徐々に秋に突入。肌寒い日も多くなってきました。
オーストラリアの新型コロナウイルス感染症の陽性者数は今日の時点(3月17日現在)で国内では0人、海外から帰国した人の陽性者数は7人という状況です。

学校や幼稚園、またショッピングセンターなどの入り口には必ず消毒液が置いてあり、登校・登園時や入店時には手を消毒して入るというのは日本とも同じだと思います。しかし、マスクなどの規制が特になく、街中を見ていてもマスクをしている人をあまり見かけることがない点は、日本と大きく違い少し不安でもあります。

さて、最近の我が家ですが、6歳になる子どもの乳歯が初めて抜けました。
実は歯が抜ける3か月程前からまだグラグラもしていない乳歯の近くに永久歯が生えてきてしまいました。心配だったので定期健診を早めて歯医者さんに診てもらっていたところ、「無理やり抜くのは痛いと思うので、自然に任せて待ってみましょう」という診断。

先生のアドバイスもあり、リンゴを丸かじりするなどかたい物を食べたり、家でテレビを観ている時などにキレイな手で乳歯を少し揺らしたり……グラグラするように、とあの手この手で促していたところ、リンゴをかじって「痛い」と言い出し、やっと歯がグラグラし始めました。
しばらくはグラグラした歯を常に気にしながら過ごし、学校で抜けたときにどうするか、と念のために話をしたその日の昼休みにやっと抜けました!
約束をしていた通り、大切にティッシュに包んで持ち帰って来ました。

乳歯とお金を交換!?我が家にもトゥースフェアリーがやって来た!【教えて!世界の子育て~オーストラリア~】の画像1

歯が抜けたら
コインと交換!?

乳歯が抜けた時、皆さんはその歯をどうしていますか?
地域や家庭によって違いはあると思いますが、例えば次に生えてくる歯が丈夫であるように、上の歯なら軒下に、下の歯なら屋根の上に投げるという言い伝えを聞いたことがあります。実際に、私も子どもの頃は当たり前のようにそうしていた記憶があります。
最近では、トゥースケースに入れて保存するという家庭も多いようですね。

オーストラリアでは、抜けた乳歯のその後をどうするのかというと、こちらも地域や家庭による違いがあるかもしれませんが、よく聞くのが、枕の下に抜けた乳歯を置いて寝るという言い伝えです。

そしてその日の夜、歯が抜けた子どものところには妖精が来てくれるのです。「Tooth Fairy(トゥースフェアリー)」という「歯の妖精」や「ネズミの妖精」がやって来るそうで、ネズミの妖精は、子どもの乳歯とネズミの歯を交換するそう! インパクトがありますね!
これは、ネズミの歯が生涯を通して伸び続けるということに結びつけて、生えてくる大人の歯が丈夫に伸びるようにと願う言い伝えがあるそうです。

我が家には、ネズミの妖精ではなくトゥースフェアリーが来てくれました。トゥースフェアリーは、子どもの寝ている間に来て、乳歯を持って帰ります。そして翌朝、子どもが目覚めると枕の下には乳歯と交換に置かれたコインが!
トゥースフェアリーは乳歯と交換にコイン……つまりお金を置いて行ってくれるのです!

乳歯とお金を交換!?我が家にもトゥースフェアリーがやって来た!【教えて!世界の子育て~オーストラリア~】の画像2

お金で乳歯を買い取ってるの? どういうこと? と、不思議に思って調べてみると、一説には、昔、北欧で初めて乳歯が抜けた時に報酬が貰えるという習慣があったそうで、乳歯の代わりにコインが置かれてるのはその話が由来……という説もあるそうです。

周りのお友達のおうちにも、トゥースフェアリーが来てくれるところは多く、同じトゥースフェアリーでも家庭によっては交換物はプレゼントや手紙などコインではない他のアイテムのおうちもあるようです。

コインと交換するお宅の中でも、その金額はさまざまで、乳歯の1本目は5ドル(日本円で約420円)、2本目以降はゴールドコインである1ドルや2ドルだったりと、家庭によって金額はまちまちでした。
お友達の中にはトゥースフェアリーの手元に10ドル札しかなかったそうで、乳歯と引き換えに10ドルももらったラッキーなお友達もいました!
親世代が子どもの頃は50セント(日本円で約40円)だったという声もあり、インフレーションによりトゥースフェアリーからのコインの額も上がってきているようです!

コインと乳歯の
その後……

乳歯とコインが置き換わっていた朝、「本当にお金に変わった!」と、とてもうれしそうな息子。コインやプレゼントをくれることもあり、トゥースフェアリーは子どもたちにとってサンタさんとも似た存在なのかもしれません。

トゥースフェアリーが置いて行ったコインの使い道ですが、息子は堅実に貯金箱へ。
一般的に、それで何かを買うことが恒例など「こういう使い方」という言い伝えは聞いたことがなく、お友達の多くも、おもちゃを買うときの足しにしたり、とくにピカピカのコインをもらった時は宝物として残しておく子どももいるようです。

乳歯とお金を交換!?我が家にもトゥースフェアリーがやって来た!【教えて!世界の子育て~オーストラリア~】の画像3

ちなみに、コインと交換したあとの乳歯をトゥースフェアリー(=親)はどうするか?

ヨーロッパでは子どもの歯や子どもに関するアイテムは幸運をもたらすと信じられていて、その昔、スカンジナビアの勇士たちはお守りとして首飾りに付けて戦いに出ていたとか。
トゥースフェアリーが持ち去ったとなっている手前(笑)、子どもにはしばらくは見せる予定はありませんが、今のところ、首飾りに付けるわけにもいかないので、「へその緒」や初めてヘアカットした時の「髪の毛」などと一緒に、トゥースケースに入れて保管してあります。

昔からの言い伝えなどは同じ国内でも住む地域によって違っておもしろいですね。
トゥースフェアリーが来てからの子どもは、「抜けた歯がピカピカだったからピカピカのコインをもらえたのかな?」と話したり、「虫歯とかだったらトゥースフェアリーも『この歯はいらない!』って言うかも。だから一生懸命みがく!」と、心なしか歯磨きを念入りにするようになりました。

歯磨き嫌いなお子さんに、トゥースフェアリーのお話をしてみると、もしかしたら歯磨きを頑張ってくれるかもしれまんせんよ!

乳歯とお金を交換!?我が家にもトゥースフェアリーがやって来た!【教えて!世界の子育て~オーストラリア~】の画像4

※レートは2021年3月現在

乳歯とお金を交換!?我が家にもトゥースフェアリーがやって来た!【教えて!世界の子育て~オーストラリア~】の画像5今回の海外ママは
ユウコさん
ゆうこ/オーストラリア・クィーンズランド州ブリスベン在住。高校時代からオーストラリアに留学し、現在に至る。6歳男の子のママ。
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