2021年8月31日

「おとなの塩担々麺☆おとなの塩担々麺」【奥山佳恵の『ラーメン天国』第六十七回】

みなさまこんにちは!
御覧いただいてありがとうございます♪

初めて歩く道で前を通りがかり、思わず立ち止まった。
おとな・・?

「おとなの塩担々麺☆おとなの塩担々麺」【奥山佳恵の『ラーメン天国』第六十七回】の画像1

おとなの塩担々麺、だと?
ご存知でしょうか、実は今
このラーメン連載ではさりげなく
「担々麺」が2つ続いていました。
私は知りませんでした。(おいこら)

3つ続く担々麺になってしまうー!
けれど、こんな出会いはもう運命。
やたらと担々麺を食べる人になりつつありますが
「どんな風におとなか」の好奇心が抑えられない♪

お店の前まで近づいて「おとな情報」を見てみる。

「おとなの塩担々麺☆おとなの塩担々麺」【奥山佳恵の『ラーメン天国』第六十七回】の画像2

「3回」の味変が楽しめる、だと?
一杯のラーメンを楽しみながら食べ尽くす。
これぞ余裕のあるおとなならではの食べ方とか?

中に入ると

「おとなの塩担々麺☆おとなの塩担々麺」【奥山佳恵の『ラーメン天国』第六十七回】の画像3

券売機が。
「おとなの塩担々麺」がスタンダードだそう。

辛さは、どうやら

「おとなの塩担々麺☆おとなの塩担々麺」【奥山佳恵の『ラーメン天国』第六十七回】の画像4

お好みに合わせての別売りみたい。
「辛さ」だけではなく、よく見ると

「おとなの塩担々麺☆おとなの塩担々麺」【奥山佳恵の『ラーメン天国』第六十七回】の画像5

「ゴマ」も別売り。
「やりすぎメニュー」という名で笑

「まるでゴマのカルボナーラ」だって!
それはそれでまた惹かれるなァー!

とはいえ初めましてのお店なので
やりすぎたい気持ちをグッとこらえ
今日のところはスタンダードで!
だってラーメン取材ですから!
と思ったら壁にカメラマークが。
ややっ。しまった撮影禁止店かー?

「おとなの塩担々麺☆おとなの塩担々麺」【奥山佳恵の『ラーメン天国』第六十七回】の画像6

と思ったらむしろ推奨店でした♪
撮影しやすいようにしてくれていて
「ご自由に撮影してください」なんて
勝手に取材する側としては嬉しい限りです!

お言葉に甘えて、ご迷惑にならない範囲で自由に撮ります♪

カウンター席のサイドには

「おとなの塩担々麺☆おとなの塩担々麺」【奥山佳恵の『ラーメン天国』第六十七回】の画像7

「ホワジャオ」が! 中華の山椒なんだね♪
細部に渡って親切なお店で、座ってわかったのは
お店の前に貼ってあった「3度楽しめる食べ方」が、ご丁寧に
座った目線の先の、向かいの正面のテーブル壁面に
見えるように貼ってあったの。わかりやすい!
細やかだ。気配りがおとなだ。

1・まずはラー油を混ぜずにスープ、麺を食べる
 →和風ゴマラーメン

2・ラー油を混ぜて味変を楽しむ
 →塩担々麺

3・ホワジャオを入れ香りを楽しむ
 →花椒香る本格塩担々麺

あまったスープは持ち帰って
お家で雑炊にすることも可能だって!
なんて余裕、なんたるダンディー!
ただし「容器持参」とのこと。

そりゃないよダンディー!

こんなこともあろうかと
日々タッパーを持ち歩くべきだったー。

まだ食べてもいないのにスープが持ち帰れないことを悔やんでいたら
ラーメン登場。運んでくださりながら、ご店主から
「今日の鶏チャーシューは上出来です!」の告白が。
「うまくできました。いつもこうだといいんですけど」だって。
おとなとは「正直であれ」ということをご店主自ら示しているのか笑

まずはスープ!

「おとなの塩担々麺☆おとなの塩担々麺」【奥山佳恵の『ラーメン天国』第六十七回】の画像8

ゴマがしっかりと効いてておいしいー!
この上「やりすぎ」たらどーなるのか
ますます気になるんだけど笑

しばし和風を味わったのち

「おとなの塩担々麺☆おとなの塩担々麺」【奥山佳恵の『ラーメン天国』第六十七回】の画像9

ラー油ゾーンにレンゲを移し

「おとなの塩担々麺☆おとなの塩担々麺」【奥山佳恵の『ラーメン天国』第六十七回】の画像10

全体的に混ぜる!

「おとなの塩担々麺☆おとなの塩担々麺」【奥山佳恵の『ラーメン天国』第六十七回】の画像11

塩担々麺の完成!
麺はシンプルなストレート。
品がある! そうか、これがおとなか!
(入店以降のおとな探しが止まらない)

「おとなの塩担々麺☆おとなの塩担々麺」【奥山佳恵の『ラーメン天国』第六十七回】の画像12

ホワジャオ・イン! 入れてみて、一口食べて
「あ、これぞ完成だ♪」と思った!

ご店主もこちらのスタンダードが
「一番おいしいと思う」とおっしゃってた。
やりすぎたりしておきながら、どこまでも実直。

おとなの一杯が出来上がったところで、ではいよいよ
ご店主いわく「今日は上出来」の鶏チャーシューを♪

「おとなの塩担々麺☆おとなの塩担々麺」【奥山佳恵の『ラーメン天国』第六十七回】の画像13

んまいぃぃぃーーー!
夢みたいにやわらかしっとり!

近くを通りかかったご店主に思わず
「おいしいです、サイッコーです!」と
私までご店主に続いて告白しちゃった!

単にご店主のご謙遜で、もちろんいつも
安定のおいしさを提供されているかもしれないのに
「いやァー、いい日に来れましたよ!」なんて調子にも乗って。

3つの味変を楽しみ、鶏チャーシューにウットリし
ここでさらなる変化として、辛さを足してもよかったけれど

「おとなの塩担々麺☆おとなの塩担々麺」【奥山佳恵の『ラーメン天国』第六十七回】の画像14

ホワジャオを足して
香り増しにしてみた♪
全体がキリリと引き締まる。

好きなよーに食べる。そうだ。私たちは自由だ。
自分の好きなよーに食べたいよーに生きていっていいのだ!

哲学めいたことまで思い浮かべながら。おとなですから。

 「おとなの塩担々麺☆おとなの塩担々麺」【奥山佳恵の『ラーメン天国』第六十七回】の画像15

麺とほうれん草の合わせ食べはウマいなぁと思いながら。
(おとなになりきれない)

食べながら、どうも風を感じるのは
店内の入り口のカベが大胆にも

「おとなの塩担々麺☆おとなの塩担々麺」【奥山佳恵の『ラーメン天国』第六十七回】の画像16

丸ごと開放されているから!
そりゃ外気を感じるはずです。
そして天井には

「おとなの塩担々麺☆おとなの塩担々麺」【奥山佳恵の『ラーメン天国』第六十七回】の画像17

「料理を照らす」照明が。
おかげで、とってもおいしそう!

御覧ください、輝いているでしょう?

「おとなの塩担々麺☆おとなの塩担々麺」【奥山佳恵の『ラーメン天国』第六十七回】の画像18

私のラスト。笑

安心・安全を考慮し
細やかな配慮があり
実直さだけではなく遊び心まで兼ね備え
言うなればジェントルマン。
お店丸ごとが紳士でした!

あ、ところでスープは

「おとなの塩担々麺☆おとなの塩担々麺」【奥山佳恵の『ラーメン天国』第六十七回】の画像19

持ち帰っても雑炊にできないほど飲みました♪

ごちそうさまでしたー! 

「おとなの塩担々麺☆おとなの塩担々麺」【奥山佳恵の『ラーメン天国』第六十七回】の画像20

おくやまよしえ(女優・タレント)/東京都生まれ。1992年、映画「喜多郎の十五少女漂流記」でデビュー。2001年に結婚。翌年、長男を出産。現在は2児の母。NHK「すくすく子育て」、TBS系ドラマ「キッパリ!」主演を経て、テレビ、ドラマ、雑誌などで活躍中。特技はイラストを描くこと、手芸。
ブログ 奥山佳恵のてきとう絵日記

シェア
ツイート
ブックマーク
トピックス

ページトップへ