「翁☆濃厚坦々麺」【奥山佳恵の『ラーメン天国』第二十九回】
みなさまこんにちは! (・∀・)
いつも御覧いただいてありがとうございます!
めでたく始まった2020年♪
今年の最初の一杯は
こちらのお店!
めっちゃコア。笑
マネージャーさんが鋭い嗅覚で
見つけてきてくれたお店なのです。
「いつも満員で気になっていました!」
本当ですね! 日々のラーメン調査に感謝します!
連れて行っていただいたところ調査通り
この日もこの写真の通りに、満員御礼!
パッと見た感じは深夜営業のようですが
「ランチタイム」です。ホワイトボードにも
ランチタイム11時30分からと書いてある★
まあ、ホワイトボードはよく見ないと
わからない大きさかも、ですが
メニューの看板は特大。
というかむしろもう壁。
ほぼ壁、にドーンと書かれている
わかりやすいメニューはシンプルに
「坦々麺」!
坦々麺か、それは濃厚か、辛いのか、はたまた冷たいのか、
っていう、坦々麺の「種類」を求めた
「極み」のメニューといえる。
つまりどーしたって坦々麺!
これはワクワクする♪
ウキウキと、ちょっと贅沢に
ここは「濃厚坦々麺」に!
ギュウギュウの店内ですが
そこかしこには、優しさも。
「バッグ入れにどうぞ」
ということなのでしょう。
入り口には自由に使ってね、と
スーパーのカゴがそっと置かれていた。
雑多なお店のよーでいて、やっさし!
食券をお渡しして数分。
やってきました
濃厚坦々麺ー!
スープの感じもドッシリ濃厚!
けれどただ「辛い」というわけじゃない。
むしろ「辛すぎない」!
コクも深みもある♪
お肉から出るうまみもしっかり感じられるスープに
この、すすりやすい細麺がおいしいことー!
おいしいおいしい、と写真を撮っていたら
さすがにお店の方がクスクスと笑って
「ずいぶん撮ってくれますねー」
そうなんです、とてもおいしいので
ラーメン連載に出させていただこうかなと思っているんですー、と
食べながら、写真を撮りながら
モグモグ言いながら事後報告。
すると「いつも本当に混んでいるので」
これ以上の混雑は申し訳ないから、と
お店の場所を詳しく書くことを今回は
伏せぐこととなりました。 ご了承くださいー!
もしや掲載することもご迷惑になるかしら・・?
と思っていたら、ご店主が
「夜は居酒屋さんとなる和食職人が
始めて7年目となる坦々麺ランチです」と。
書くのもOK頂きました!
ありがとうございまーす! (´∀`)
ならば、と疑問を率直に聞いてみた。
「なぜそれが「坦々麺」だったんですか?」
「ふふ・・」ご店主は嬉しそうに笑って
「居酒屋×坦々麺の組み合わせが
目をひくかなーと思いまして」
笑顔を見ながら、その意図に私は
まんまとやられたクチだと思った。笑
お店に、入れ替わり立ち替わり人がやってくる。
おかみさんらしき方は、入店したひとり客の女性に
「コートは、壁のハンガーにかけてね」と
優しく声をかけている。
入り口のカゴ同様に
心遣いが細やか。
その様子を見ていた私におかみさんが気づき
「このお店は立地的に、はじめの頃は女性客が、
ましてや「ひとり」での入店はなかったのよ」
なので、女性客がやってきた時は気遣って
「お席はどこにしますか」
「目立たない場所にしますか」と
配慮をしていたのだそう。けど今は
そう聞くとたいていの人が
「あ、どこでもいーです!」
の言葉が返ってくるんだって♪
見渡してみると確かに店内には
そこかしこに、女性客が点在してました!
一見すると「入りにくそう」なお店でも
お店の方が迎え入れてくれる気持ちがきっと
店外にも店内にも、あふれているからなんでしょうね♪
この、坦々麺スープが「辛い」だけじゃない本当の理由は
根底にある優しさによる、まろやかさなのだと思いました!
なんて、美しい例えで今年も始まりました(自分で言う)
今年もおいしくよろしくお願いします!
ごちそうサマでしたー!
おくやまよしえ(女優・タレント)/東京都生まれ。1992年、映画「喜多郎の十五少女漂流記」でデビュー。2001年に結婚。翌年、長男を出産。現在は2児の母。NHK「すくすく子育て」、TBS系ドラマ「キッパリ!」主演を経て、テレビ、ドラマ、雑誌などで活躍中。特技はイラストを描くこと、手芸。
ブログ 奥山佳恵のてきとう絵日記