ポイントは前重心! 1日何回でも疲れない「おむつ替え」【ヒラガコージの子育てフォーム・3】
2児のパパであるパーソナルトレーナー、ヒラガコージさんが、日々の育児のさまざまなシーンで、よりラクに、体の負担を少なくする動き方や動作のコツをレクチャーします。
第3回 「おむつ替え」のフォーム
第3回は、毎回の負荷が少ないためになかなか気づきませんが、毎日何度もおこなっているうちに、知らず知らず腰に負担をかけている「オムツ替え」の正しいフォームです。
お尻を床につけて子どもとの距離を近づけるとラク
私たち現代人は、イスや机生活に慣れてしまい、床やベビーベッドなど自分の身体よりも低いところでのアクションが苦手です。低いところならではの姿勢、フォームのポイントを身につけて、体への負担を軽減しましょう。
正しいおむつ替えの姿勢
お尻を床につけて片足のひざを立て、反対側の足はひざを曲げて倒します。この姿勢は安定感がよく、重心は前方に寄るために背中が丸くなりにくいのがポイント。オムツ替えの回数が多かったり、処理に手間取って時間が長くなっても体に負担が掛かりにくく、安全です。
これはNGです!
つい面倒でしゃがむような姿勢でオムツ替えをしがちですが、これだと足首の固い人ほど背中が丸くなり、腰周辺に強い負担がかかります。現代人は全般的に足首が固いですが、ヒール靴を履く機会のある女性は特に固い人が多いので、要注意です。
【最後に】
オムツ替えは毎日のルーティン作業。特に子どもが動けるようになると、オムツ替えの間じっとしていられずに時間と手間がかかってしまいがちですが、たとえ時間がかかったとしても、正しい姿勢でおこなえば体の負担は少なくて済みます。
柔道整復師/パーソナルトレーナー。スポーツクラブのインストラクターを経て、フリーランスのパーソナルトレーナーに。お年寄りからアスリートまで幅広い層の人に、ダイエット、健康増進、身体機能回復を指導。3歳男の子、0歳女の子のパパとして育児も奮闘中!
Instagram: @hiragakoji0916
https://ameblo.jp/ichiza-konryu/
撮影/渋谷和江