さこももみさんインタビュー。人気絵本「わらう」ができるまでを特別実演!【後編】
小さな子どもへの贈り物として大人気の絵本『わらう』。作者のさこももみさんに、『わらう』ができるまでのお話をたっぷりとお伺いしました。インタビューの前編では、笑うことの不思議な力について語っていただきました。
2020年10月に発売になった『おかねタウンでおかいもの』の作者でもある絵本作家さこももみさん。後編では、絵本「わらう」ができるまでの貴重な実演、後半をご紹介します!
※この記事は、2017年7月にウェブ掲載されたものを再編集しています
さこももみ/1961年東京都生まれ。小学校教員を経て絵本作家に。絵本に、「ゆっくとすっく」シリーズ(たかてらかよ/文 ひかりのくに)、『ねんね』『さよならようちえん』(ともに講談社)、『だいすき!』(岩崎書店)、『かたっぽさんはどこですか?』(アリス館)他多数。近著に『おかねタウンでおかいもの』(白泉社)。広島県在住。
『わらう』 さこももみ/作
白泉社 本体840円+税
薄い色から
順番に!
いよいよ本描きに入ります。使う画材はこちら。絵の具はアクリルガッシュです。
下絵の下にカーボン紙、その下にクラフト紙を敷き、下絵の線をなぞってクラフト紙に写していきます。
色を塗っていきます。薄い色から、順番に。
とっても楽しそうに作業するさこさん。
髪の毛を塗ります。赤ちゃんらしい、やわらかい茶色を使います。
目は、絵のもっとも重要なポイント。特に細心の注意を払いながら色を入れていきます。
口の中を塗り、最後に頬にほんのりピンクを入れます。
塗り終わったら、輪郭をカッターで切り完成です!
その家庭ならではの
「わらう」を楽しんで
—— さこさん、実演どうもありがとうございました! 最後に、読者の方へメッセージをお願いいたします。
この絵本は、とにかく自由に読んでほしいですね。「かたつむりやおひさまは、どんなふうに笑うのかな?」と想像してもらってもいいし、それぞれの家庭ならではの読み方で楽しんでもらえれば、それが正しい読み方なんじゃないかなと思っています。
—— どうもありがとうございました。子どもが一緒に笑顔になれるこのかわいい絵本、ぜひ手に取ってみてください!