「歌が好きだから叶った夢」だいすけお兄さん×ケロポンズ 対談

「好き」という気持ちを持ち続けることで、夢を叶えた

ケロ：どうして、歌のお兄さんになろうと思ったんですか？

だいすけ：もともと子どもも音楽も好きだったので、高校2年生で進路を考えたときに、幼稚園や保育園の先生かなと思っていたのですが、「歌のお兄さん」という選択肢に気づいてからはそれが将来の夢になったんです。

ポン：本当に夢を叶えたんですね。すごいなあ。素敵！

だいすけ：でも、子どもの頃から「歌がうまい」って言われたことなかったんですよ。

ケロ：いやあ、それは信じられないです！

だいすけ：本当です！　３歳ぐらいからずっと歌ってたみたいで、「歌が好きなんですね」とはよく言われても、「歌がうまい」とは言われなかった。うまくなかったから、高校生、大学生で歌のコンクール受けても、全部予選落ちですよ。抜きん出たところなんてありませんでした。だからぼくは、うまいとか下手でなく、歌が好きっていう気持ちを持ち続けることで、夢を叶えてきたんです。

ケロ：そのピュアな気持ちが、子どもたちに伝わってますね。

だいすけ：だからこの気持ちが伝わって、一人でも多くの子どもが歌が好きになってくれたらいいなって思っています。それで、卒業してからも、こういう仕事を続けてるんです。

ポン：すごい！ ええ話や～！！！　お兄さんの歌を聞くと、テレビを通しても伝わってくるというか、何が違うんだろうなと思ったけど、いまわかりました。そういうことなんだ。ああ…泣きそう。

ケロ：私も本当に歌が好きだったから、国立音楽大学の幼児教育科を目指しました。だいすけさんも国立音大なんですよね？ 共通点があってうれしいー！！

ポン：うらやましいーっ！

ケロ：でもさ、本当に「好き」って気持ち大事だよね。

世代を超えて、一緒にできるのが歌の魅力

だいすけ：「好き」とか「楽しい」って、ちゃんと子どもに届くんですよね。昨年の『童謡こどもの歌コンクール』でも、歌が好きな人たちが集まってたじゃないですか。プロじゃないのに、本当に「好き」とか「楽しい」が伝わってきて、感動しましたよね。

ポン：そうなんですよ。

だいすけ：子どもから大人まで、歌が好き！っていう人たちが集まって、何かひとつのことができるっていいですよね。もう全員に賞をあげたかった！　でも賞よりも大切なことは、いろんな人たちが、みんなで歌を共有できることですよね。

ケロ：『童謡こどもの歌コンクール』は、たくさんエピソードがあって、ものすごい泣けますよね。みんなでいっぱい練習してきたから、悔し泣きする子たちもいるし。

だいすけ：本当、感動しますよね！ ぼくたちが見えないところで、頑張ったんだろうなっていうのがわかるから。やっぱりあの舞台の真ん中に立つのは大変なことで、そこに勇気を振り絞って立って歌う姿って泣けます。

ケロ：あの中に、だいすけお兄さんみたいになりたいなって人もたくさんいると思うんです。だいすけお兄さんがゲストで来たとき、すごい勇気をもらったと思います。

だいすけ：そうだといいなあ。子どものとき歌った思い出は大人になっても残るし、親になってはじめて親の愛に気づくんですよね。ああ親と歌ってたから、あの歌もこの歌も歌えるんだって。それを自分の子どもや孫に、繋げていってくれたらなって感じます。童謡ってのはそういう魅力がありますよね。

ポン：そう、歌って世代を超えて共有できるから素晴らしいと思います。子どもから大人までみんなで歌える歌をずっと大切に歌っていきたいですね！

次回は、だいすけお兄さん＆ケロポンズにおしえてもらった、親子で楽しめる楽ちんうた遊びをご紹介します！
＞だいすけお兄さん×ケロポンズの親子で楽しめる！ママラク♪うた遊び

『寬仁親王牌　第34回童謡こどもの歌コンクール』参加者募集中！
ケロポンズが応援サポーターとして審査委員もつとめる『童謡こどもの歌コンクール』では、大人部門・こども部門・ファミリー部門の三部門への応募をお待ちしています。”楽しく歌って、スマホで撮って”というだけでエントリーできる「カンタン応募」も可能です。応募締切は６月24日（月）必着まで。詳しくはホームページをご覧ください。
https://douyou-contest.com/

コンクール応援サポーター：ケロポンズ
グランプリ大会：はいだしょうこ（司会）、横山だいすけ（ゲスト）、つばきファクトリー（ゲスト）
主催：テレビ朝日系列24社、日本童謡協会　　後援：文化庁、BS朝日

インタビュー／日下淳子　撮影／大森忠明　スタイリスト／山田祐子　ヘアメイク／安藤千浪