なかなかシュール。節分は、恵方に向かい黙って丸かぶり! 恵方巻の余った具でスパゲッティも【我が家のごはん日記/はらぺこめがねのアトリエめし】
忙しいママにとって、日々の家事の中で悩ましいのがごはんのこと。適度に手を抜きたいけれど、家族には栄養のあるものをバランスよく食べてもらいたい。では、食にかかわるお仕事をしているママたちは、家族のごはんをどうしているの?
kodomoe webの不定期連載「我が家のごはん日記」から、気になるメニューをご紹介。今回は、kodomoeの絵本『ごはん山』の作者、「食べ物と人」をテーマに活動している夫婦イラストユニットで絵本作家の、はらぺこめがねさんのメニューから「節分」の回をご紹介。
アトリエで作るごはんは、基本パパが担当でママもたまに。当時2歳になるお子さんと、家族3人の食卓を紹介してもらった中から、節分のメニューをご紹介します。
※この記事は、2020年2月にウェブ掲載されたものを再編集しています。年齢など内容は当時のものになります。
はらぺこめがねの
ある日のアトリエめし
まいど、はらぺこめがね原田しんやです。 今週は節分から始まります。 それではよろしゅうたのんます。
節分の夜ごはん
節分と言えば、我が家は豆まきより恵方巻。 小さい頃は、おばあちゃんが作った太巻きを 家族みんなで恵方に向かって黙って丸かぶり。そうそう、実家では「丸かぶり」と言っていたな恵方巻のこと。 ここ10年ぐらいは毎年、友人やご近所さんを招いてみんなで恵方巻。
海苔、すし飯、基本の具などはうちで用意しておいて、 それぞれ巻きたい一品を持参してもらいみんなでシェア。 そして来た順にセルフで巻いて恵方(2025年は西南西やや西)を向いて黙って丸かぶり。 なかなかシュールな光景である。
年々子どもたちが増えて、最近は保育園化してきているが賑やかで結構。 肝心な太巻きの写真を取るのを忘れていたが、自分で巻くそれは本当に美味い(具を欲張ってうまく巻けたことなど ただの一度もないのだが)。 食べていると、ついつい「うまっ」が出そうになるが 黙って食べないといけないので我慢我慢。
年に一度の我が家の大イベント、今年も無事に開催できて良かった。 ごちそうさまでした。
恵方巻の余った具で
スパゲッティ
節分のあくる日の昼食は恵方巻の余った具でスパゲッティ。 これも毎年恒例である。 今年はコンビーフ、かにかま、むきえび、しらす、辛子高菜、きゅうり、トマト、ガリなど。 余ったものをなんでもかんでも入れてちゃんこ状態。 毎年この日しか出会えない一期一会のスパゲッティを無心で頬張る。 今年のも上出来だ。
恵方巻に招いた友人から差し入れの立春大福をおやつでいただく。 今日が立春と思い出させてくれる。これもまた毎年恒例である。 気づいたら3つも食べてしまっていた。シンプルに美味い。
原田しんや、関かおりによる夫婦イラストユニット。 どちらもグラフィックデザイナーを経て、イラストレーターとして独立。 2011年、はらぺこめがねを結成。 絵本に『やきそばばんばん』(あかね書房)、『くだものさがしもの』(PHP研究所)、『ごはん山』(白泉社)などがある。最新作『にくのくに』(教育画劇)が2月9日に発刊。また、「ごちそんぐDJの音楽」(DJみそしるとMCごはん)のジャケットアートを担当するなど、「食べ物と人」をテーマに幅広く活動。
Twitter:@harapeko_megane Instagram:@harapekomegane_shinya @harapekomegane_kaori
はらぺこめがねさんの「我が家のごはん日記」1~4はこちらから
「絵本作家のはらぺこめがねさん。アトリエで作るごはんを中心に紹介します・1」
「札幌に出張。これが本当の鮭なんだな・2」
「ささやかなお祝い。アトリエに幸せな時間が流れる・3」
「明日で2歳になる娘と、誕生日の友人の合同誕生会を開催!・4」