カプレーゼ、納豆、ご褒美ゼリー。寒天レシピ、続々登場【我が家のごはん日記/ayamomoさんちの食卓・3】
忙しいママにとって、日々の家事の中で悩ましいのがごはんのこと。適度に手を抜きたいけれど、家族には栄養のあるものをバランスよく食べてもらいたい。では、食にかかわるお仕事をしているママたちは、家族のごはんをどうしているの?
寒天料理愛好家で、小4の女の子のママ・ayamomoさんの3回目。今回もおやつ、洋風おかず、納豆、炊き込みご飯と、いろいろな寒天レシピが登場します!
ayamomoさんちの食卓 #week3
<月曜日・夜>
今日の献立は
・ご飯(寒天で炊いた)
・お味噌汁(スープ用寒天入り)
・枝豆のむら雲寄せ
・ポテトフライ
・ちりめんじゃこ
・スイカ
フライドポテトではなくて、ポテトフライです。私の母がよく作ってくれたおかずのひとつで、私の大好物です。ソースをかけて食べるんですが、本当に止まらないんです。北海道出身なので、やっぱりジャガイモ料理が多くなってしまいます。
小さめのちりめんじゃこにあさつきを沢山混ぜて、ライムを多めに搾ったものです。本当は「かぼす」や「すだち」がいいのですが、たまたまスーパーに置いていなかったので、ライムで代用です。これは、ご飯にのせて食べるんですが、ご飯が進む事間違いなしの美味しさです。お義母さんに教えてもらったレシピですが、何度もリピートして作っています。
基本は玉子だけで作る寒天のむら雲寄せですが、今日は、枝豆を入れてみました。「オクラ」でも「そーめん」でも、何でも合います。さっぱりしていて身体に優しい味です。
そして、お決まりのお味噌汁に寒天です。今日も家族で、完食です。残り物を明日の私のお昼になんて思っていましたが、何も残らずでした。美味しく食べてもらえるのは、ありがたいことです!
<火曜日・おやつ>
今日のおやつは
・玉砂糖のゼリー
・牛乳寒天
今日のおやつは、ご褒美おやつです。
玉砂糖は、サトウキビの粗糖と糖蜜から出来ている黒糖のような味わいの砂糖です。お義姉さんがよく作ってくれて、作り方を教えてもらったものです。寒天を煮溶かした所へ玉砂糖をたっぷりと入れて、最後に生クリームを混ぜるだけのゼリーです。
冷やし固めるとこんな感じに!
生クリームが自然と分離して、勝手に2層になってくれます。透明感のあるゼリー部分とちょっと白濁したゼリー部分は食感も味も全然違うんです。美味しいんですが、材料から分かる通り、カロリーは高めなので、ここぞという時に作るご褒美のようなおやつです。
娘は、玉砂糖ゼリーより牛乳寒天の方が好きなので、娘用に牛乳寒天を作りました。私がご褒美おやつなので、今日は娘にもかき氷シロップを使って、ちょっと遊び心を加えた牛乳寒天です。牛乳寒天を流した後に、シロップを適当に何箇所かに分けて少しずつ流し入れるとシロップが底に沈むので、竹串で軽く底に線を描くように少し混ぜると(混ぜすぎないのがポイントです)、牛乳寒天の白とシロップの色がマーブルな感じになります。できあがるまで模様がわからないので、型からはずした時に模様を見るのがいつも楽しみです。
玉砂糖ゼリー。
ご褒美をもらうような事は何もありませんでしたが、作ってしまいました。苦めのコーヒーと共に堪能しました。
かき氷シロップを使った牛乳寒天は、こんな感じに。なかなか派手な色合いですが、アート感覚のおやつで、娘も喜んで食べていました。
<水曜日・夜>
今日の献立は
・ご飯(寒天で炊いた)
・お味噌汁(スープ用寒天入り)
・大根とがんもの煮物
・きゅうりとタコの梅酢漬け
・カプレーゼ寒天
いつもですが、和洋折衷な夕食です。
カプレーゼを寒天で固めて一口サイズにしました。寒天液に塩味とオリーブオイルを混ぜています。
娘が香草の良さにまだ気づけていないので、娘の分はバジルを抜いてと思っていたら、うっかり、全部に入れ忘れてしまいました。でも、十分に美味しかったです。
きゅうりとタコの梅酢漬けは、我が家の定番です。きゅうりをなみなみに切れるスライサーで飾り切りのようになるので、少しだけ手をかけたように見えます。便利なグッズを有効に使うのも私の料理の基本です。
<金曜日・夜>
今日の献立は
・ご飯(寒天で炊いた)
・お味噌汁(スープ用寒天入り)
・玉子焼き
・オクラと茗荷とサラダ用寒天の和え物
・ちくわ納豆
今日は、夫が夕飯の要らない日だったので、娘と簡単ご飯で済ませました。
納豆ちくわを作る為に納豆とかいわれ大根を寒天で固めました。もともと娘が納豆にキムチの素を混ぜたキムチ納豆をご飯にのせて食べることが好きなので、今日は味付けにキムチの素を混ぜました。
娘に「大きなおせんべいみたい」と言われましたが、納豆寒天です。あとで切りやすいようにひきわり納豆で作りました。
こんな感じになりました。納豆そのままでもいいんですが、より簡単にはさめて、バラバラしないので食べやすいんです。
私は茗荷が好きなので、何かと入れるんですが、茗荷のシャキシャキとサラダ用寒天の食感の違いが美味しさを増してくれます。
そして、これ。
ちくわ納豆で余ったキムチ納豆寒天を韓国のりで巻いて食べるんですがこれがとても美味しいんです。のり巻きの端っことか、余ったご飯でちょっと握ったおにぎりが美味しいのと一緒で、副産物は、何故か美味しいんですよね。案の定、娘に「ちくわよりこっちの方が好き」と言われてしまいました。
<日曜日・夜>
今日の献立は
・寒天炊き込みご飯のおにぎり
・お味噌汁(スープ用寒天入り)
・新生姜の酢漬けときゅうりの和え物
・エリンギとウィンナーのマスタード炒め
・ゼリーシャーベットレモネード
・山形のさくらんぼ
今日は夕方に出かけていたので、夕飯は楽なアイテムの力を借りました。寒天炊き込みご飯の素です。
炊き込みご飯の素が寒天で固まっているので、袋からもスルンと出てきます。時間がない時は、色々な「素」は助かりますね。
手抜き料理の時は、「今日はちょっとピクニック風ね」と食事の設定をアレンジすることで、手抜き感をごまかしたりします。
炊き込みご飯をおにぎりにすると、更に楽しく食べられて、見栄えもします。今日は、娘が「のりが曲がった!」とか「三角にならない!」とか言いながら、賑やかに握ってくれました。
青りんごゼリーの素にレモンの砂糖漬けを入れて冷やし固めたものです。これを更に凍らせてシャーベットにしました。
そして、その凍ったものをザクザクとひと口サイズに切って、炭酸水に入れます。今日は、甘みの無い炭酸水だったので、娘はシロップを少し入れていました。ゼリーシャーベットが少しずつ溶けてぷるぷるのようなシャキシャキのような感じのゼリーを食べながら飲むと本当に爽やかで美味しいです。
アヤモモ/寒天料理愛好家。「かんてんぱぱ」ブランドの寒天製造メーカー 伊那食品工業(株)に13年勤務した元社員。現在は、同社勤務の夫と小学4年生の娘と3人暮らしの専業主婦。日常に寒天がある生活です。物語を書くのが趣味で、30歳のときに自費出版した絵本はイギリスの大英図書館のコレクションになりました。